■ 自衛隊の動きが慌しい ■
私の住んでいる街の近くには、自衛隊の習志野演習場があります。ミニタリー好きの方には説明するまでもありませんが、「陸上自衛隊の第一空挺師団」と言えば、パラシュート降下部隊として陸上自衛隊の精鋭が集まる部隊です。
私が小学生の頃は、美術の写生の時間に、学校の屋上から飽きもせずに、フワフワと空中を漂うパラシュートの降下訓練を眺めていたものです。
先週末頃から、習志野基地上空を、何度となく輸送機が2~3機で旋回を続けています。普段は、空挺師団のパラシュートを空からパラパラと2~3回に分けてばら撒くと、何処かに飛び去って行くのですが、この週末は何回と無く旋回を繰り返していました。
■ アジアで緊張を煽るアメリカ ■
韓国で哨戒艇の天安沈没事件を受けて、米韓合同演習が行われた事は記憶に新しいかと思います。
アメリカは尖閣問題でも日本に日米合同演習を提案し、11月のオバマ来日を機に、演習を行うようです。今回は尖閣諸島を意識して、中国が占拠した尖閣諸島を奪還するというシナリオで演習が展開されるでしょう。第一空挺師団の慌しい動きは、この演習を想定していると思って間違いは無いでしょう。
(産経新聞に空挺師団の訓練参加も載っていました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101003/plc1010031124004-n1.htm)
尖閣問題は前原国土相(現外相)が敢えて政治問題化してしまいましたが、アメリカは韓国や南沙諸島、西沙諸島問題と同様に、中国とその周辺国の軍事的緊張を高めて、中国を牽制しています。
■ 危機を煽るマスコミ ■
尖閣問題を契機に、日本の世論は鍋の水が突然沸騰したかの如くに煮えたぎっています。ネットを中心に近年右傾化の傾向はありましたが、以前なら日中で緊張が高まっても、マスコミは自虐的に日本政府を批判しても、中国を面と向かって批判する事はありませんでした。
議員達の中には昔からタカ派が大勢居ましたが、彼らは批判の対象であり、今回の様にタカ派議員が政府首脳に抗議するニュースを扇動的に報道する事はありませんでした。
今回の尖閣問題では、マスコミ報道は火に油を注いで、アメリカのアジア戦略を援護射撃しています。
■ NHKが報じた1960年代の日本の核武装問題 ■
NHKが日本の1960年代の核武装問題を報じた事が波紋を広げています。
< 日経より引用 >
政府、60年代に核保有検討か NHK報道に外相「調べる」
前原誠司外相は3日夜、1960年代後半に当時の佐藤内閣が核兵器の保有を極秘裏に検討し、旧西ドイツ政府と核を巡る協議をしていたとする同日のNHK報道に関し、都内で記者団に「事実関係を調査する」と語った。4日にも外務省内の関係部局に調査を指示する見通しだ。
NHKが入手した西ドイツ外務省の機密資料によると、政府は69年2月、西ドイツ外務省幹部を日本に招き、核を巡って協議した。日本側は「アジアで核保有国が増えれば日本の立場が危うくなる」と指摘。日本の技術で核兵器の原料を作ることができるとも主張した。協力を求められた西ドイツ側は日本への協力は難しいと伝えたという。
政府は67年、佐藤栄作首相(当時)が衆院予算委員会で非核三原則を表明した。一方、64年に中国はアジアで初の核実験を成功させた。インドも74年に核実験を実施。韓国も70年代に核開発を推進するなど当時はアジアでも核開発への機運が出始めていた。日本は70年の核拡散防止条約(NPT)発効の前に核保有の可能性を探ったとみられる。
政府関係者は3日、事実関係は分からないとしたうえで「将来の核開発の可能性を残しておく狙いがあったのかもしれない」と語った。外務省が公開した外交文書によると、佐藤首相は65年1月のマクナマラ米国防長官との会談で「技術的には核爆弾をつくれないことはない」と発言している。
<引用終わり>
日中関係が緊張している今、日本の過去の核開発問題を持ち出して来るNHKに悪意以外の何を感じれば良いのでしょうか?
以前このブログで核問題について触れた事があります。
http://green.ap.teacup.com/pekepon/275.html
原子力発電所と核兵器・・・核をめぐる二つの欺瞞
戦後日本の「核アレルギー」はアメリカが戦略的に日本に根付かせたもので、真っ当な独立国家ならば、周辺国の核武装に対して、自国の核武装を検討しない事は政府の怠慢以外の何者でもありません。
実際に核を保有する事と、核保有の可能性を検討する事は異なります。
核保有という最も安価で確実な防衛手段を検討する事まで否定する様では、国家としての存続を放棄しているとしか言いようがありません。
■ もはやNHKは狂っている ■
中国をはじめアジア諸国は日本の核武装には過敏に反応します。過去の日本の軍事台頭の被害者である彼らは、それを理由に、独立国家としての日本の正当な権利まで封じ込めようとします。それが彼らの安全保障に安価で有効な結果をもたらすからです。
南京大虐殺や従軍慰安婦問題など、過去に朝日新聞を筆頭に日本のマスコミは日本の国益を損ねる報道を繰り返して来ました。NHKも過去何回も歴史を捏造する様な番組を放映して来ました。
世界金融危機をきっかけに米中が激しく覇権を争っている現在、日本は国を挙げて日本の存亡と繁栄の方法を模索しなければなりません。
ところが、CIAの亡霊達が、未だに現れては、歴史を遡ってまで日本を辱めています。
■ TVと新聞を捨てて、情報を能動的に集めよう ■
日本人の本当の敵は、日本の中に居る事に気付くべきです。
一ヶ月TVを見なければ、1ヶ月新聞の購読を中止すれば、彼らは震え上がるはずです。
私達には意外に大きな力があります。
ただし、誰もそれを行使しないだけです。
ちなみに我が家ではあまりに子供がTVばかり見るので、TVの電源コードをハサミでちょん切ってやりました。新聞もロクな事を書いていないので購読を止めました。一ヶ月くらいすると、マスコミの洗脳が解けてきます。
TVは何処でも見れますし、新聞もそこら辺に転がっています。ましてはインターネットで情報はいくらでも集める事が出来ます。
今では新聞を読んだりTVを見たりするのは、胡散臭い事件が起きた時に、マスコミがどういうウソを垂れ流すか確認する時だけになりました。
■ 「ネット右翼」と「保守」は異なる ■
日本人は「保守=右翼」と勘違いしています。
私は「保守=リアリスト」、「革新=ドリーマー」と解釈しています。
先の記事の佐藤元首相も、表面では「非核三原則」を唱えながらも、裏では核武装の現実性を模索しています。これが真の「保守」の在りようです。
「ネット右翼」の視点は、チッポケなプライドを充足させる為に、「親=アメリカ」に反抗し、成長著しい「弟=中韓」を貶す、「引き篭もり」の視点です。
彼らの視点に、アジアに進出して中国や韓国の若者達と切磋琢磨する気概はありません。
同様に、「親」であるアメリカとの関係を冷静に再定義する姿勢も感じられません。
マスコミも世論も、本来「保守」を中心に語られるべきなのに、日本は戦後60年経っても「情緒」に流され続けています。それが日本人らしいのかも知れませんが、国際社会では御しやすい民族以外の何者でも無いのでしょう。
私の住んでいる街の近くには、自衛隊の習志野演習場があります。ミニタリー好きの方には説明するまでもありませんが、「陸上自衛隊の第一空挺師団」と言えば、パラシュート降下部隊として陸上自衛隊の精鋭が集まる部隊です。
私が小学生の頃は、美術の写生の時間に、学校の屋上から飽きもせずに、フワフワと空中を漂うパラシュートの降下訓練を眺めていたものです。
先週末頃から、習志野基地上空を、何度となく輸送機が2~3機で旋回を続けています。普段は、空挺師団のパラシュートを空からパラパラと2~3回に分けてばら撒くと、何処かに飛び去って行くのですが、この週末は何回と無く旋回を繰り返していました。
■ アジアで緊張を煽るアメリカ ■
韓国で哨戒艇の天安沈没事件を受けて、米韓合同演習が行われた事は記憶に新しいかと思います。
アメリカは尖閣問題でも日本に日米合同演習を提案し、11月のオバマ来日を機に、演習を行うようです。今回は尖閣諸島を意識して、中国が占拠した尖閣諸島を奪還するというシナリオで演習が展開されるでしょう。第一空挺師団の慌しい動きは、この演習を想定していると思って間違いは無いでしょう。
(産経新聞に空挺師団の訓練参加も載っていました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101003/plc1010031124004-n1.htm)
尖閣問題は前原国土相(現外相)が敢えて政治問題化してしまいましたが、アメリカは韓国や南沙諸島、西沙諸島問題と同様に、中国とその周辺国の軍事的緊張を高めて、中国を牽制しています。
■ 危機を煽るマスコミ ■
尖閣問題を契機に、日本の世論は鍋の水が突然沸騰したかの如くに煮えたぎっています。ネットを中心に近年右傾化の傾向はありましたが、以前なら日中で緊張が高まっても、マスコミは自虐的に日本政府を批判しても、中国を面と向かって批判する事はありませんでした。
議員達の中には昔からタカ派が大勢居ましたが、彼らは批判の対象であり、今回の様にタカ派議員が政府首脳に抗議するニュースを扇動的に報道する事はありませんでした。
今回の尖閣問題では、マスコミ報道は火に油を注いで、アメリカのアジア戦略を援護射撃しています。
■ NHKが報じた1960年代の日本の核武装問題 ■
NHKが日本の1960年代の核武装問題を報じた事が波紋を広げています。
< 日経より引用 >
政府、60年代に核保有検討か NHK報道に外相「調べる」
前原誠司外相は3日夜、1960年代後半に当時の佐藤内閣が核兵器の保有を極秘裏に検討し、旧西ドイツ政府と核を巡る協議をしていたとする同日のNHK報道に関し、都内で記者団に「事実関係を調査する」と語った。4日にも外務省内の関係部局に調査を指示する見通しだ。
NHKが入手した西ドイツ外務省の機密資料によると、政府は69年2月、西ドイツ外務省幹部を日本に招き、核を巡って協議した。日本側は「アジアで核保有国が増えれば日本の立場が危うくなる」と指摘。日本の技術で核兵器の原料を作ることができるとも主張した。協力を求められた西ドイツ側は日本への協力は難しいと伝えたという。
政府は67年、佐藤栄作首相(当時)が衆院予算委員会で非核三原則を表明した。一方、64年に中国はアジアで初の核実験を成功させた。インドも74年に核実験を実施。韓国も70年代に核開発を推進するなど当時はアジアでも核開発への機運が出始めていた。日本は70年の核拡散防止条約(NPT)発効の前に核保有の可能性を探ったとみられる。
政府関係者は3日、事実関係は分からないとしたうえで「将来の核開発の可能性を残しておく狙いがあったのかもしれない」と語った。外務省が公開した外交文書によると、佐藤首相は65年1月のマクナマラ米国防長官との会談で「技術的には核爆弾をつくれないことはない」と発言している。
<引用終わり>
日中関係が緊張している今、日本の過去の核開発問題を持ち出して来るNHKに悪意以外の何を感じれば良いのでしょうか?
以前このブログで核問題について触れた事があります。
http://green.ap.teacup.com/pekepon/275.html
原子力発電所と核兵器・・・核をめぐる二つの欺瞞
戦後日本の「核アレルギー」はアメリカが戦略的に日本に根付かせたもので、真っ当な独立国家ならば、周辺国の核武装に対して、自国の核武装を検討しない事は政府の怠慢以外の何者でもありません。
実際に核を保有する事と、核保有の可能性を検討する事は異なります。
核保有という最も安価で確実な防衛手段を検討する事まで否定する様では、国家としての存続を放棄しているとしか言いようがありません。
■ もはやNHKは狂っている ■
中国をはじめアジア諸国は日本の核武装には過敏に反応します。過去の日本の軍事台頭の被害者である彼らは、それを理由に、独立国家としての日本の正当な権利まで封じ込めようとします。それが彼らの安全保障に安価で有効な結果をもたらすからです。
南京大虐殺や従軍慰安婦問題など、過去に朝日新聞を筆頭に日本のマスコミは日本の国益を損ねる報道を繰り返して来ました。NHKも過去何回も歴史を捏造する様な番組を放映して来ました。
世界金融危機をきっかけに米中が激しく覇権を争っている現在、日本は国を挙げて日本の存亡と繁栄の方法を模索しなければなりません。
ところが、CIAの亡霊達が、未だに現れては、歴史を遡ってまで日本を辱めています。
■ TVと新聞を捨てて、情報を能動的に集めよう ■
日本人の本当の敵は、日本の中に居る事に気付くべきです。
一ヶ月TVを見なければ、1ヶ月新聞の購読を中止すれば、彼らは震え上がるはずです。
私達には意外に大きな力があります。
ただし、誰もそれを行使しないだけです。
ちなみに我が家ではあまりに子供がTVばかり見るので、TVの電源コードをハサミでちょん切ってやりました。新聞もロクな事を書いていないので購読を止めました。一ヶ月くらいすると、マスコミの洗脳が解けてきます。
TVは何処でも見れますし、新聞もそこら辺に転がっています。ましてはインターネットで情報はいくらでも集める事が出来ます。
今では新聞を読んだりTVを見たりするのは、胡散臭い事件が起きた時に、マスコミがどういうウソを垂れ流すか確認する時だけになりました。
■ 「ネット右翼」と「保守」は異なる ■
日本人は「保守=右翼」と勘違いしています。
私は「保守=リアリスト」、「革新=ドリーマー」と解釈しています。
先の記事の佐藤元首相も、表面では「非核三原則」を唱えながらも、裏では核武装の現実性を模索しています。これが真の「保守」の在りようです。
「ネット右翼」の視点は、チッポケなプライドを充足させる為に、「親=アメリカ」に反抗し、成長著しい「弟=中韓」を貶す、「引き篭もり」の視点です。
彼らの視点に、アジアに進出して中国や韓国の若者達と切磋琢磨する気概はありません。
同様に、「親」であるアメリカとの関係を冷静に再定義する姿勢も感じられません。
マスコミも世論も、本来「保守」を中心に語られるべきなのに、日本は戦後60年経っても「情緒」に流され続けています。それが日本人らしいのかも知れませんが、国際社会では御しやすい民族以外の何者でも無いのでしょう。