4月に入ったというのに冷たい雨の降る土曜日。大学の親友4人の新年会に行って来ました。今年の企画は
「私を寄席に連れてって」。
本当は4月2日の川崎の「チンポ祭り」(興味のある方はググってみて)に行きたかったのですが、予定が合わずに、代案が「寄席」。リクエストは私、当日のスケジュールは友人FとFが担当。(出席番号が近い同士で卒業後30年近く経っても毎年集まっています)
何故寄席かと言えば・・・そりゃ
、『昭和元禄落語心中』の聖地巡礼に決まってます。
先ずは毎年恒例の「初詣」。今年は新宿花園神社です。
境内の桜は3分咲き程度。冷たい雨に打たれて首を垂れています。その下をピンクとブルーの髪色の外国人観光客。桜色の髪の毛が、ナルトのサクラちゃんみたいです。思わぬサクラ見物です・・・。
伊勢丹の地下でお弁当を調達した後、新宿三丁目の末広亭に向かいます。ところが、何と50m以上行列しています。『昭和元禄落語心中』の影響か!!と思いましたが、本日は4月の初日。さらには新真打のお披露目とあっての人手の様です。
入場料は3000円。これで12時から夜の9時まで、昼夜の入れ替え無しで楽しめます。お客さんは比較的若いご夫婦も多く、子供の姿もちらほら。
古典落語、新作落語、漫才、手品、などなど、次から次に飛び出して、飽きる暇がありません。しかし、「遠足の前日症候群」で朝1:30に起きてしまった影響で、落語の落ちで「寝落ち」する始末・・・。まあ、古典はだいたい落ちが分かるので・・・。
落語なんて何時聞いたんだろうと思い返してみると、中学の「予餞会」に毎年噺家さんが呼ばれていました。「子褒め」とか「長屋の花見」、「じゅげむじゅげむ」なんて作品が記憶にあります。
意外に面白かったのが時事ネタの新作落語。枕からシームレスにネタに繋がって行きます。
若手から大ベテランまで、様々な噺家さんが登場しましたが、やはり芸の道は奥が深い。それぞののリズムやトーンで話が進んでゆきます。面白い人も居れば、ちょっと滑る人も居る。
林家正蔵(昔のこぶ平)はTVで観るとアドリブに弱い親の七光りに見えますが、なかなか柔らかな話し方で、これはこれで人情物が良く合っている。
そんなこんなで、昼の部を堪能した後、夜の新宿の街に飲みに繰り出しました。
一人で入るには何となく勇気が要る寄席ですが、意外に敷居は低い。特に末広亭は「伊勢丹系」のお客も多い様で、浅草や上野広小路よりは入り易いかも知れません。
さてさて、放映されていた『昭和元禄落語心中』も見事「大円団」を迎えました。2部の中盤でちょっと???となったのですが、それを最終回で見事にリカバーする内容には鳥肌が立ちました。
昭和元禄落語心中・・・素晴らし過ぎる大人のアニメ(人力でGO より)
皆さま是非、この作品を鑑賞された後に、寄席に繰り出しては如何でしょうか。