人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

『君の名は。』聖地巡礼・・・堀と白壁の街、飛騨古川

2016-10-20 09:15:00 | アニメ
 

■ 行ってきました聖地巡礼 ■







先週の土曜日に飛騨高山で親戚の結婚式があったので、ついでにちょっと足を延ばして来ました。

上の写真で「〇〇だ!!」と思われた方も多いかと思いますが・・・「上は名古屋駅の11番線だけど、下は飛騨古川駅の2番線じゃないか!!」と見抜かれた方は、アニメファンというよりは鉄道ファン。

そう、本日お送りする聖地巡礼は、1184万2864人の方がご覧になり、興行収入154億1448万8300円(10月16日時点)という空前の大ヒットとなっているアニメ映画『君の名は。』の聖地、
行ってまいりました。

ところで、「200億円は達成確実」とか「社会現象」とまで言われていますが、現時点の興行収入は邦画歴代5位の『崖の上のポニョ』を抜くのは確実で、196億の邦画歴代2位の『ハウルの動く城』も抜きそうです。さすがに『千と千尋の神隠し』の304億には届かないとは思いますが・・。

ジブリ無き後?!、映画会社やTV局は、ジブリ難民を如何に掴むかでしのぎを削っていましたが、大方の予想に反して新海誠の『君の名は。』が、大金鉱を掘り当てました。それは、ジブリが『おもひでぽろぽろ』や『耳をすませば』で挑戦しながらも大ヒットに繋がらなかった「青春映画」というジャンルから生まれた事には大きな意味が在ります。

アニメを見て育ち、「オタク」という言葉をポジティブに受け止める30代半ば以下の世代は「良作」であれば、アニメと実写映画を区別することはありません。生活の中に漫画やアニメが普通に存在し、友達との会話も「昨日の〇〇見た?」なんて感じでアニメの話題が自然で出てくる世代が中心になって作り上げた大ヒットですが潜在的な需要は小さくは無かった。

『時をかける少女』『サマーウォーズ』で細田守が一番近いポジションに居たはずですが、『おおかみこどもの雨と雪』や、『バケモノの子』を作っている間に「トンビに油揚げをさらわれた」感じになってしまいました。新海誠って、決してメジャー受けする作風では無かったですから・・・。

『君の名は。』の影響は大きく、今までジブリ以外の作品でアニメ映画に足を運ぶことの無かった中高年の方にも、「アニメでもこんな作品が作れるんだ」と認識させた功績は絶大です。この勢いで『この世界の片隅に』に中高年の方が足を運んで下さると、日本のアニメ文化の深みが一気に増すのでしょうが・・・どうなるか・・・。

おっと、話が聖地巡礼から大きく逸れてしまいました。


■ 小さな観光地に若者が大勢やって来た ■



『君の名は。』で三葉と入れ替わった時の風景の記憶を頼りに瀧君が訪れたのは「飛騨古川」。ここから程遠く無い処に彗星の欠片の落下で消滅した架空の町「糸守町」があります。

飛騨古川は高山本線で高山から4番目の駅です。名古屋から特急飛騨号で2時間40分以上掛かりますから、決して行きやすい場所ではありません。

白壁の土蔵が並ぶ街並みの中を清らかな堀が流れ、錦鯉が悠々と泳ぐ素敵な観光地ですが、高山市街や白川郷に比べると地味でマイナーな観光地です。以前、NHKの朝の連ドラの舞台になっていたのを覚えている方もいるでしょう。

そんな古川に若者達がチラホラと聖地巡礼に訪れますが、高山市内にも飛騨市内にも映画館は1軒もありませんから、地元の方の多くは何故急に若者が増えたのか首を傾げた事でしょう。




彼らは電車を降りると、なぜな待合室にある飛騨牛のマスコットを大喜びでカメラに収めます。








そして、駅前で古川タクシーを見つけると「本当にあるんだ!!」と驚いて、これまたカメラに収めます。










さらに不思議な事に駅前から古い町並みに向かうと思いきや、線路にそって進み、木造の渡線橋を一目散に目指します。

渡線橋の中央、線路の真上でカメラを構えると、喜々として、今しがた自分が乗って来た列車をカメラに収めようとしますが、だいたいは、列車は発車した後の空っぽのホームを見て落胆します。しかし、彼らは何と、次の列車を根気強く待ち続け、特急ひだ号が1番線(左側のホーム)に入線すると、大喜びでシャッターを切ります。

こんな不思議な若者達のために、いつしか足台のベンチが設置され、高山線の時刻表が張られ、撮影のガイドになる様に映画のカットのカラーコピーが備え付けられました。











線路に降り立った乗客は、なぜか渡線橋の上からホームを狙うカメラの列を見てビックリします。有名人でも乗り合わせていたのかと・・・。








こうして、運が良ければ映画のカット同様に特急ひだ号が1番線に入線した写真をカメラに収め、若者の一団はようやく渡線橋を後にするのでした。

次の聖地巡礼地に赴く予定の私は、空っぽのホームをカメラに収め、それでも満足してこの場を離れました。







謎の一団は、駅前も戻ると、「ほんと、そのまんまダワーーー。」などと感嘆しながら、ひとしきり記念撮影に没頭します。





さあ、ようやく駅前を離れ市内観光かと、お土産屋のじいちゃんや、蕎麦屋のばあちゃんがニヤリとした時、あろうことか、若者達は古い町並みを目指さずに、道路を右折してずんずんと確信を持った足取りで進んで行きます。

彼らの目指したのは、なんと「飛騨市立図書館」。小さな町とは思えない立派な図書館ですが、彼らは受付で「すみません、写真を撮らせていただいて宜しいですか?」と丁寧に尋ねます。すると、不思議なことに図書館のおねえさんは笑顔で「どうぞ」と言ってくれるそうな。さらに、図書館の中には特設コーナーまで在るらしい・・・。












こんな不思議な光景が続くうちに、町の人々は、自分達の町がアニメ映画の舞台になっているという噂を耳にする。『君の名は。』という作品らしい。しかし、市内には映画館は一つも無い。隣の高山市には以前3つも映画館があったが、今では全部潰れてしまった・・・。そのうちに町の若者達が富山まで映画が見に出かけて行って、興奮して帰って来た。

「大変だ、古川が映画に出とるさぁ・・・」
「そら、こわいさぁー」
「いやー、じいちゃん、あれは見ないとだしかんなぁ」
「でも、富山まではいけんなぁ」
「そーやなぁ・・。市民会館で上映会やってくれんやろか?」
「市にわしらで嘆願したらどやろぅ」
「あーれ、こわいさぁー、本当に見れんのやろうか・・・」

(飛騨弁の監修:カミサン)


こうして、市に沢山の要望が寄せられ、11月6日に1日だけの上映会が決まったそーな。

■ 高山市・飛騨市では聖地巡礼にビックリ ■

まあ、上の話は地元の人の話を大げさにアレンジしていますが、実際に高山市や飛騨市では『君の名は。』の話題で持ち切りです。







上の写真は家内の知り合いから携帯に送られて来ましたが、角川の駅の近くにある小さなバス停の周辺で車が渋滞しているらしい。聖地巡礼って普通は「都会の若者がアニメの聖地を訪ねる」ものですが、高山市や飛騨市では地元の人たちが一躍有名になった町のスポットに押しかけているらしい・・・。


そういえば、新宿発の高山行の高速バスは、以前は高山終点でしたが、金曜日に乗ったら「飛騨古川行き」になっていました。これも聖地巡礼効果なのでしょうか。

地元の濃飛タクシーは聖地巡礼タクシーを運行しています。聖地が散在していて、バスや鉄道を乗り継いで行くと聖地を巡るのに時間が掛かってしまうから、それなりの需要が見込めるのかも知れません。


■ 飛騨古川はとっても良い街でした ■

私が気になるのは、聖地巡礼に来た若者が、地元経済に貢献しているかどうか・・・。聖地だけ駆け足で見て、さっさと電車に乗って帰ってしまうだけでは、経済効果も限定的です。


そこで、これから飛騨古川を訪れる方に街のご案内など少し。

飛騨古川は高山の奥座敷とも呼ばれ、瀬戸川添いに白壁土蔵の古い町並みが残されています。瀬戸川の流れの中を錦鯉が悠々と泳ぐ姿は、平成という時間を一時忘れさせてくれます。









お土産にお勧めは日本酒です。町中には3軒の酒蔵があり、様々な趣向を凝らした日本酒を醸造しています。





こちらはの「蒲酒造」さんは家内の高校の同級生の実家。時間が早かったので、お店が開く前でした。(残念)










すぐ近くで軒を並べる渡辺酒造さんは「蓬莱」で有名です。端麗辛口とは正反対の、重辛口。しかりとした飲み心地で、地元のタケノコの煮物などに良く合います。私は「どぶの上澄み」なるものを買ってみました。文字通り、どぶろくの上澄みですが、ねっとりと甘さが口に広がった後、ピリっと辛みの刺激がやって来ます。飲みすぎに注意のアルコール度17%。飲みごたえのいある甘口酒でした。今時の日本酒ですから当然香りもふくよか。







街の名物は「起こし太鼓」
ネットに動画が紹介されていました。








軒先に唐辛子が吊るしてあるのは、何かの魔除けでしょうか・・・。






お土産屋さんや、飲食店にはポスターが張られていて、聖地巡礼者を大歓迎してくれる事間違い無し。




是非、皆さんも秋の飛騨路にお出かけになられては。ここの所の冷え込みで紅葉も見ごろを迎える事でしょう。(高山市の最低気温は2℃でした)





豊洲の地下空間の水銀・・・実は水銀って毎日食べています

2016-10-19 06:37:00 | 時事/金融危機
 

■ 飲んでも大丈夫な無機水銀 ■

豊洲の「地下空間」から国の指針値の7倍の「無機水銀」が検出されて又もや騒ぎになっています。

ところで水俣病を引き合いに出して「大変危険だ!!」とニュースなどでコメントしている方がいらっしゃいますが、これは勉強不足。

無機水銀(金属水銀)は人体にほとんど吸収されません。昔の体温計は水銀が使われていましたが、体温計を口に入れて検温する場合もありました。赤ちゃんなどが間違って体温計を噛んでしまい、水銀を誤飲する事故もありましたが、「こどもの誤飲誤食110番」には次の様に書かれています。

水銀体温計には毒性のほとんどない金属水銀が使われています。誤って体温計の水銀を飲んでしまった場合でも、胃や腸からほとんど吸収されず、2~3日後にそのまま便として排泄されます。排泄を促すため、牛乳や卵白を飲むのもよいでしょう。(金属水銀は牛乳や卵白の蛋白質と結合し、便とともに体外へ排出されます)

国の「指針値」は70年間毎日0.04μg/㎥の無機水銀が含有した大気を吸っていた場合に「健康に影響が出る可能性が在る」という前提で定められており、「地下空間」に人が住んでいない限り何ら問題になるものではありません。

■ そもそも汚染される事が前提の「地下空間」(地下ピット) ■

そもそも、地下空間はベンゼンやシアン化合物のガスを「封入」する為に作られているので、換気設備を持っていません。当然、気化する物質の濃度は時間と共に高くなります。

もし、地下空間を有効に活用するのであれば、フィルター付きの換気装置を設置すれば、地下空間は駐車場として活用する事も可能かも知れませんが、豊洲ではそれを想定していないので、汚染物質は封入されているのです。

これが盛土でも同じ事で、盛土内に汚染物質を「封入」する事を目的としています。

土壌汚染対策法が求める汚染物質の封入方法は二つ。

1) 50cm以上の盛土・・・この場合は地表面が盛土のままでOK
2) 10cm以上のコンクリートで地表を覆う

豊洲の「地下空間」の天井は40cmの厚さのコンクリートですから、汚染物質はこのコンクリートを越える事は出来ません。世間は汚染される事が前提の地下空間の大気や溜まり水を測定して大騒ぎしているのです。

これは全くナンセンスな話で、専門家会議の平田座長もこの間違いに当然気が付かれていますから、事態の鎮静化に勤めていらっしゃる様ですが、素人の不安を払拭する事に手を焼いています。

■ 危険なのはメチル水銀などの有機水銀 ■

水銀で危険なのは「有機水銀」です。水俣病の原因も有機水銀ですが、これは神経系や脳に影響を与えます。

実は私達は毎日の食事で有機水銀を接種しています。



上のグラフは魚介類に含まれる有機水銀(メチル水銀)の量です。

WHOはメチル水銀の摂取基準を定めています。

1.6μg/kg体重/week

体重50kgの人で、11.4μg/dayが、WHOの定めた摂取基準となります。

魚介類に含有されるメチル水銀の出所は船舶の底にフジツボが付着する事を防ぐ為に塗られた塗料が溶け出して、魚介類を汚染したものです。プランクトンや底生生物から食物連鎖によって濃縮され、連鎖の上位に居る大型の魚介類やクジラ類に比較的高い濃度で蓄積します。

グラフではクロカジキが高めの汚染値を示しており10ppmという数字になってます。

1ppm=0.0001%

100gのクロマグロに含まれるメチル水銀の量を計算してみます。

100x0.001x0.01=0.001g = 1μg

これはWHOの定める基準の1/10程度になります。比較的メチル水銀を多く含有するクロカジキでも1kgなど一度に大量に食べなければ問題は在りません。

しかし、私達は日々様々な食品や食品添加物から水銀を接種しており、日々7~10μgのメチル水銀を摂取しています。これはWHOの基準値の1/2~2/3程度となります。

メチル水銀は胎児の中枢神経や脳の発達に影響が多いので、WHOではメカジキやマグロなどメチル水銀の多い食品を妊婦が食べる事に警告を発しています。

■ ワクチンに含まれる有機水銀が自閉症を引き起こした? ■

実は私達や子供達に影響を与える有機水銀で最も危険な物は「ワクチン」に含まれる「エチル水銀」です。

ワクチンの大瓶は一度に使い切らないので細菌に汚染される可能性が在ります。これを防ぐ為にワクチンの大瓶にはエチル水銀チオサリチル酸ナトリウム(メチローサル)が添加されています。

アメリカの乳幼児は様々なワクチンを接種されますが、ワクチンに含まれるエチル水銀が原因で自閉症や発達障害が発生する事が疑われる様になりました。これは、ワクチンの接種量(回数)の増加と、これらの発達障害の発生率の増加に相関がみられた為です。

この事を受けてワクチン中のメチローサルの含有量は減らされていますが、現在でも多くのワクチンに有機水銀であるエチル水銀が含まれています。当然、インフルエンザワクチンにも含まれます。

エチル水銀はメチル水銀に比べると体内に留まる時間が短いとは言え、私達やワクチン接種によって子供達に水銀を投与している事になります。これはワクチンのメリットが勝るので仕方の無い事ではあるのですが、インフルエンザなどはワクチンの効果が疑問視されているので、受験生など特別な場合以外には接種の必要性を私は感じません。だいたい、インフルエンザなんて罹っても1晩高熱が出たらだいたい治りますから。(免疫系をしっかり鍛えておけば)


私達は無害な豊洲の無機水銀の心配をするよりも、有害なワクチン中の有機水銀の心配をするべきなのかも知れません。



ちなみに当ブログは「新型インフルエンザ」騒動の時より、ワクチン(アジュバンド)による「不妊化」を疑っており、「子宮頸がんワクチン」の接種にも警鐘を鳴らし続けてきました。その内容は、ブログの「危険なワクチン」のタグにまとめられています。興味がおありの方は是非ご一読を。


豊洲報道で気になる「ゲンダイ」・・・一時移転の後豊洲は別途流用?

2016-10-18 11:06:00 | 時事/金融危機
 

■ 小池知事は選挙前から豊洲を調査していた ■

小池知事は都知事選の前からスタッフに豊洲問題を調査されていたとの週刊現代の記事。
それによると、4つのプランを作成したいたらしい。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49892 「週刊現代」

1) 豊洲移転
2) 築地を改修・・・但し改修コストが高く、運用しながらの改修もコスト高に繋がる
3) 築地をメインの市場として利用し、豊洲はストック倉庫として利用
4) 一時的に豊洲に移転し、その間に築地を市場として再整備。



記事によると、4番目のぽプランが最有力だとか・・。

さらには「カジノ議連」の小池知事なので、豊洲はカジノとして再利用するかもしれない・・・と・・・。

■ 6000億を投入した豊洲新市場を放棄したら、それこそゼネコンが大喜び ■

日刊ゲンダイなどが報道していた「豊洲カジノ化説」。私はただの煽り記事だと思っていましたが、どうやらまんざら根拠の無い話では無いようです。

しかし、「過剰安全性」を求めたばかりに、4000億の予算が6000億に膨らんだ豊洲を放棄して、築地市場を再開発するとなると、もうゼネコンは笑いが止まりません。尤も、こんなムチャクチャなプランを本来は都民が許すハズは無いのですが、豊洲問題に関しては報道機関に完全に洗脳されて「○○の集団」と化した都民ですから、どうなるかは分かりません。

■ パチンコ VS カジノ ■

さて、豊洲が本当にカジノになるかは眉唾ですが・・・しかし、何故自民党議員達がカジノにご執心なのかは、一般の我々からは理解しにくい所。

実は日本は昔から「カジノ大国」です。エ?!っと思われる方も多いでしょうが、駅前で堂々とカジノが開かれています。そう、パチンコ屋さんです。

実はアメリカのカジノに関する法律は厳しく、市街地にカジノを開く事は禁じられています。ラスベガスが砂漠のど真ん中にあるのと同様に、小規模のカジノ(パチンコ屋さんみたいな感じ)は、市街地から遠く離れた砂漠の中にポツンと建っていたりします。

中に入ると、老人達が小金でスロットを楽しんだり、ビンゴゲームに一喜一憂していたりして、凡そ「カジノ」のイメージからは程遠く、日本のパチンコ屋さんに近い。そう考えると、パチンコ玉を現金に換金できるパチンコは立派なカジノと言えます。

一方、グローバルに目を転ずれば、ラスベガスやマカオといったカジノの運営は大手5社の寡占体制となっています。仮に東京にカジノを作ったとしても、その運営は大手5社に委託する事になるでしょう。

実は日本のユニバーサル・エンターテーメントという会社がフィリピンのカジノの運営権をフィリピン政府から得た事が在ります。これを快く思わなかった米国は、すぐにユニ社とフィリピン高官との裏金の情報を探り当て、この契約を破談とさせています。

日本のパチンコ業界はパチンコ人口の減少によって活路をカジノに見出そうとしていますが、カジノ利権をアメリカがそうそう手放すとは思えません。

そんな、ドロッドロのカジノ業界ですが、自民党議員の多くがカジノを日本に作ろうとしています。パチンコ利権は朝鮮系や警察OBがガッチガチに固められていますから、カジノ利権をどうにか手に入れたいのでしょ。あるいは、親分の指示で動いている・・・。

■ ゲンダイの怪しい動き ■

さて、豊洲問題と小池劇場で「かっ飛ばしている」のが日刊ゲンダイと週刊現代。「カジノ報道」もゲンダイから飛び出しています。

いつもは夕刊フジと真逆の立場の報道をする日刊ゲンダイですが、豊洲問題に関してはいつもと立ち位置が違い、私は違和感を感じていました。確かに「自民党都議連の利権を切り崩す正義の小池」という報道は、反アベノミクス報道を繰り返して来たゲンダイの方針と隔たってはいませんが・・・小池氏の裏に誰が居るのかを想像すると、「ゲンダイ、お前もか」と思ってします。

日刊ゲンダイや週刊現代は「反自民」的な記事が多いのですが、反自民のガス抜きの様なメディアだと妄想しています。



何れにしても、今でも十分過ぎる汚染対策が施されている豊洲ですが、これ以上都税が無駄に使われぬ様に、都民の皆さんは、報道には十分に注意して接する必要がありのでは・・・?


アメリカ経済は絶好調?・・・世界は同じドロ舟に乗っている

2016-10-14 08:55:00 | 時事/金融危機
 
gucciさんのブログで「アメリカ経済は好調」とあったので、コメント欄に書き込もうと思ったのですが、過激になったので、「人力でGO]の記事にします。


■ ステルス・バブルの進行 ■

緩和的金融政策の帰結はバブルの崩壊で終わるのは歴史が証明しています。ただ、先進国の成長力が低下している為に、分かりやすいバブルが発生し難くなっている。アメリカも中間層の所得水準が低下して、サブプライムローンの様な強引な貸し付けでもしない限り資産市場の顕著なバブル化は発生しない。

一方でシェール企業に代表される様に下がり過ぎた金利でジャンク債を始め国債も含め、あらゆる債券がリスクに見合わない低金利の状態にあり、これは債券バブルと呼ぶに相応しい状況となっている。

特に原油安によってシェール企業のデフォルト率が高まっており、ジャンク債市場の崩壊は既に始まっている。それでも「大崩壊」にならないのは各国中央銀行が異例の金融緩和を継続している為で、しかしそれも限界が見え始めている。

各国中央銀行は量的緩和やマイナス金利の悪影響を警戒しているが、既にドイツ銀行を始めイタリアの大手銀行もバブルが作り出した不良債権予備軍を相当抱えており、金利上昇には耐えられない状況となっている。

仮にヨーロッパ発の金融危機が発生したとして、信用収縮が発生すれば、アメリカの銀行とて例外無くダメージを受ける。ここまでは、多くのアナリスト達も既に予測している危機。

■ 「誤魔化しの戦争」の準備は整っている ■

この後は歴史的には「誤魔化しの為の戦争」へ突入するケースが多い。

既にシリア情勢に関しては「米軍内部からロシア軍機を撃墜すべき」との強硬な発言が出始め、米軍は「誤爆」と称してシリア政府群は爆撃、その反撃としてロシアはミサイルでイスラエルや米国の特殊部隊の拠点を攻撃している。

中東有事による原油価格上昇は米シェール企業復活にも繋がる。日本はアメリカから相当高い価格でLNGを輸入する契約を結んでいるが、この価格も高いものでは無くなるのかも知れない。

アジアとて例外では無く、尖閣や南沙諸島で確実に衝突の種は撒かれている。フィリピンは敏感に米国離れを始めてリスクを低減しようとしているが、日本は次の衆議院選挙で憲法改正の是非を国民に問うのかも知れない。その前に北朝鮮がミサイルの援護射撃を活発化するのかも・・・。

問題は米軍が中国と対峙するかどうかですが、トランプならばNO。ヒラリーでも微妙・・・。クリントン家、中国大好きですから。「憲法も改正出来るし、お前ら自分達で頑張れ」と言って武器だけ売りつけそう・・。防衛費が跳ね上がっても、日銀が輪転機をクルクル。

ここで発想の転換をするならば、次なる金融危機が発生した場合、中国経済も崩壊の危険にさらされるという事。但し、中国は「徳政令」によって危機の鎮静化を図るはず。ただ、その場合、一般国民も含め国内に相当の不満が高まり、大規模暴動や共産党政権崩壊の危険が高まります。この時、不満のガス抜きに使われるのが「外敵」。尖閣や南沙諸島で有事が発生すれば、国民の目を国内から国外に逸らす事が出来る。

核の抑止力の働く現代において、戦争は地域紛争より拡大する事は在りません。大国同士はガチの戦争を出来ない。ただ、「戦争をして人が死んだ」という事実だけで「戦争状態」は10年、20年もの長きに渡り継続し、そして、確実に世界の枠組みを変えて行く。

という妄想に浸っています。