このタイトルを見たとき、今回の満月動物園は、いつものような「夜の話」ではなく、「昼の話」なのか、と少し驚いたのだが、必ずしもそうではなかった。最初から血しぶきが吹き荒れ、ああ、これっていつもの戒田さんじゃん、と思った。ほっとしたような、同時にせっかく冒険を期待したのに、とがっかりしたり、とけっこう複雑だ。
これはかって孤児院で育った5人の女の子たちの話だ。そのうちのひとりが殺される。葬儀のた . . . 本文を読む
こういう幼い芝居をきちんと楽しめるような心の余裕があればいいのだが、今は悪いけど、そんな気分にはなれない。あまり優しいことは書けないかもしれないがご容赦願いたい。
これは初めて芝居に取り組む高校の演劇部、というノリである。それはそれで微笑ましいのだが、大人にそれをやられると、ちょっと痛い。まるで小学生の学芸会を見ているようで、でも、作り手も役者も思いっきり楽しんでいるのが伝わってくるから、本 . . . 本文を読む
『リテイク・シックスティーン』を最後に作家であることを引退してしまった豊島ミホさんの初期のエッセイを今頃読むことになった。たまたま読む本が手許になくて、図書館に行ったらこの本が目についたから。それだけ。
『檸檬のころ』を読んで、彼女の大ファンになってしまった。それからは出る新刊は全部読んだし、遡ってだいたいの本は読んだつもりだったのだが、これは今まで読む機会がなかった。軽いエッセイ集だと高を . . . 本文を読む