浜本正機監督の久々の新作映画だ。ただそれだけで見逃せない、と思う。でも、この素材である。しかも、「幸福の科学」が製作するプロパガンダ映画である。様々な足枷手枷があったはずだ。作家としての自分の考えなんか、ここには展開出来る余地はない。それでも、浜本監督がメガフォンを取った作品なのだから、見逃せない。
正直言うと、あまりの惨さに悲しくなった。これでは映画とは言えない。『EKIDEN 駅伝』『あ . . . 本文を読む
この気味の悪さは、ただごとではない。一見すれば、静かで、さらりとした会話劇のようにも見える。ドタバタなんて全くないし、アクションなんかもってもほか。田舎の村の日常を見せているだけ、のようにも見える。斜めに建てられた家屋の6畳間、下手側には縁側と庭があり、奥には玄関がある。そのむこうには、家の外である表も作られてある。上手側の廊下。迎えあわせに隣の部屋。廊下の先には、台所や、トイレもあるのだろう。 . . . 本文を読む