驚きの当日入場料1000円である。特別料金とあるから、割高なのか、と思ったらなんのなんのの低価格。どうしてこういうことにしたのかは知らないけど、これからもこういう試みなら大歓迎だ。いっそのことすべての映画を当日1000円にして貰えたならかなりうれしい。まぁ、それはなかなか難しいことだろうけど。
さて、安かろう悪かろうが普通のパターンで、実は少し反対に警戒したのだが、見終えた映画は、期待を遥か . . . 本文を読む
宮崎駿に続いて、映画からの引退宣言をしたスティーブン・ソダーバーグ監督の最新作。今年に入ってもう3本目だ。しかもこの数ヶ月のことだ。怒濤の新作ラッシュである。しかも、これは引退後の作品。えっ、と思うけど、そうなのだ。最後の作品という触れ込みだった先日の『サイド・エフェクト』公開からまだ何カ月も経ってない。
でも、それは僕らをだましているのではなく、これは引退宣言後の第1作だ。要するにこれは日 . . . 本文を読む
椎名さんは自分の人生の幕引きに取り組んでいこうとしているようだ。先日の死についてのエッセイ(『僕がいま、死について思うこと』)に続いて、今回は記憶についてのエッセイである。『風景進化論』でやったことを今一度自分のこれまでの人生を振り返るためにやり直していく。これはノスタルジアではない。もっと切実なものに見えるのが切ない。
まだまだ若いのだから、もっと新しいことに挑戦すればいいのに、なんて言わ . . . 本文を読む