トム・クルーズ最新作は日本の小説(ライトノベル)が原作で、監督は『ボーン・アイデンティティ』のダグ・ライマン。エンタメとしては過不足のない作品に仕上がっている。しかし、途中から少し退屈する。あまりに単調な繰り返しが、映画のリズムを作るのだが、その流れに乗りきれなくなるからだ。
主人公は何度も繰り返し死ぬ。死ぬとリセットしてまたもとの1日前に戻る。記憶は残したままで、同じ1日をまた繰り返す。『 . . . 本文を読む
期待したから、そのぶんがっかりも大きい。どうしてこんな中途半端な大作になったのか、娯楽映画が悪いとは言わないけど、この素材で、この監督がなんで、こんなファンタジーもどきを作るのか。莫大な制作費をペイするだけの観客動員を可能にするためなのか。もし、そうなら、ますますがっかりだ。これが妥協の産物だなんて思いたくはない。しかも、これでは娯楽活劇としての要件を満たしていない。『ブラックスワン』のダーレン . . . 本文を読む
だいたいこのアホなタイトルからして脱力する。三木聡監督が作ったならきっと笑える映画になったのではないか。だが、福田雄一だから、それなりの映画にしかならない。いつもそうだ。企画としてはかなり面白いのだが、そのアイディア以上のものを提示できないから、すぐに飽きる。
パターンとしては『変態仮面』と同じである。ヒーローものの変化球でしかない。思いつきはそれなりに笑えるし、面白いものになりそうなのだが . . . 本文を読む
なぜこの本を今頃読んだのかというと、理由は簡単。以前読んでいたことを忘れていたからだ。終業式の図書館の大掃除で、たまたま手にした。あれっ、と思う。「こんな本、読んだっけ、」と。あまり記憶になかったから、持って帰り、少し読み始めると、すぐに思い出した。
しかも、小川糸なのに、小川洋子と勘違いしていたから、読んでいないと思ったのだった。ばかだな、と思いつつ、読み始めると止まらなくなる。しかも、帰 . . . 本文を読む