久々の再演だ。なんと9年振りということだ。前回以上にさりげない作り方をしている。舞台美術も最小限にとどめる。何もない空間で、そこが築100年の民家の離れとなる。もう取り壊しが決まったその場所を舞台にして、その中を整理をする若夫婦の姿が描かれる。もうすぐ、お盆で姉妹たちが里帰りしてくる。その前になんとかしたいのだがなかなか作業は進まない。
これは3姉妹のお話。両親はもういない。3女がこの家を継 . . . 本文を読む
凄いタイトルだが、これはコミックではない。清少納言を主人公にした小説だ。彼女が宮中に入り、ドキドキしながら定子さまのもとで過ごすようになる日々を描く前半は面白い。最初は宮中のさまざまな出来事が新鮮で驚くことばかりで、それをまるで一緒に体験している気分にさせられる。でも、お話自体があまり大きく動かないから、だんだん退屈してくる。
権力争いに巻き込まれ、道長の謀略から定子とその一族が徐々に追い込 . . . 本文を読む