わざわざこの映画を見る前に、予習で前作『エイトレンジャー』をツタヤで借りてきてしまった。ある程度は想像していたから、ショックではないけど、それにしても、ここまでつまらない映画だとは思いたくなかった。堤幸彦監督作品なので、それなりには楽しめるはず、と予想したのに、これは酷い。『トリック』も大概だったけど、この映画のくだらなさは半端じゃない。
こういうSF的な設定を用意したにもかかわらず、あまり . . . 本文を読む
忙しくて見に行けなかった。気がつくと、その日(確か、7月の4週目だったのではないか?)が上映の最終日で、なんと一日1回上映で、朝だけしかしていない。やばいと思って、朝、時間給を取って見に行くことにした。たまたま、夏休み中で、補習もないし、懇談もその日はなく、さらにはクラブも昼からだったから、休みが可能だったということもある。でも、何より先ず、あのパク・チャヌクの傑作にスパイク・リーがどう挑んだの . . . 本文を読む
50分ほどのとてもコンパクトな作品だ。無理しないで等身大の高校生が大人の世界を創造(想像)して描く。
主人公の仁を演じた蓮田くんが上手い。オフィスを舞台にして、こういうサラリーマンを主人公にした作品を高校生が作るのはやはり無理があるけど、わからないなりに想像力を働かせて、かわいい世界を描いたのがいい。
これでいいのだ。リアルな世界やドラマなんかをここには期待しない。そうではなく、この設定 . . . 本文を読む
「HPF25周年記念公演」と、パンフにはある。今年限りで勇退される阪本先生への「はなむけ」として企画された作品でもある。ずっと追手門の芝居を見てきた。始めて見たのは、22年前の『千年の孤独』だ。これが同時に初めて見たHPF作品でもある。スペースゼロの古賀先生からぜひ、高校生の演劇も見てあげてください、と言われたからだ。
正直言って自分高校時代とか、時々見る自分の高校の演劇部の公演とかを見ていて . . . 本文を読む
今年もHPFが行われた。本当なら「開幕した」と書きたいところなのだが、既に昨日閉幕セレモニーも終了している。といくことで、ここからは事後報告になるけど、簡単に見た感想を書き始めよう。
まずは、最初に見た工芸高校『プロテクト』から。
このなんとも言い難い雰囲気が素晴らしい。冒頭の雨の中、傘を差す女がいい。彼女が何をしゃべっているのか、聞こえない。でも、そのたたずまいに魅了される。本編に入 . . . 本文を読む
学校の図書館にこの2冊を含む全3巻が入荷した。僕が買ってもらったのだが、この夏ぜひ、高校生に読んでもらいたかった。最初に1巻が出たときに読んで、とてもすがすがしい気分になれた。今までも高校の部活動を舞台にした小説は、多数あった。もちろん傑作も多い。そんな中、この作品は群を抜いている。
マイナースポーツを題材にするというのも、よくあるパターンで森絵都の『DIVE!』(もちろん、飛び込み)はその . . . 本文を読む