配信で見たのだが、2時間半の長尺なのに集中が途切れることもなく、一気に見ることができた。出来ることなら昨年12月の劇場で見たかった、と今更ながら公開させられる。それくらいに素晴らしい出来なのだ。実に残念だ。でも、こういう形で見る機会を与えてもらい感謝している。
先の2作が素晴らしく、完結編がどんなことになっているのか、とても楽しみだった。特に2作目の発想がすばらしく、忠臣蔵ってこんなお話だったの . . . 本文を読む
生きていくことは、こんなにもつらくて苦しい。それでもこの映画は、「すばらしき世界」と言う。助けてくれる人たちがいるから、こんな不条理にも我慢しなければならないと思い、耐える。正しいことがまかり通るわけではない。誰が正しくて誰が間違っているのかなんて、わからない。それに微妙なところだ。視点によって見え方は変わる。周囲の人たちの善意に支えられていても、うまくいかないことはある。特に終盤、見ていて、ハラ . . . 本文を読む
この映画を見たいと思う。きっとたいした映画ではないはずだ。感傷過多で、大甘で。でも、この小説をたまたま読んでしまった以上、見ないではいられない。それくらい、感情移入した。醒めながら、だけれど。きっと40年くらい前に見ていたなら号泣する。でも、今見たらしらけてしまう。たぶん。そんな気にさせられる小説だった。
榎本憲男監督のデビュー作である。10年前に作られた、ようだ。僕はこんな映画があったことなん . . . 本文を読む