今年のアカデミー賞作品賞にノミネートされた作品の中で、この映画が一番好きだ。小さな映画だけど愛おしい。最優秀賞を受賞した『コーダ あいのうた』も同じように小さな町を舞台にした小さな映画だったが、この映画は小さいだけでなく、そこに懐古趣味のノスタルジアが前面に押し出され、世界が狭い。そこが欠陥だ。だけど、そんな欠点を補って余りあるのはここに描かれる優しさだ。少年を包み込む愛。この町で生きることの喜び . . . 本文を読む
実は先週に見ていたのだけど、恥ずかしいから見たことを隠していた映画だ。よくあるマンガの映画化(すでに映画化もされた『デトロイト・メタル・シティ』の若杉公徳が手がけたギャグ漫画)で、バカバカしい設定の「ヒーローもの」である。何度となく予告編を映画館で見ていて、こんなアホな映画を作るってすごいし、この映画に出る役者たちもすごいと思った。主演の伊藤英明を始めとして、大貫勇輔、山本耕史、小澤征悦が時代錯誤 . . . 本文を読む