「これはいったいなんなんだ!」と、その衝撃的な内容に驚かされた。これは昨年見た前田哲監督の映画『老後の資金がありません!』の原作者による最新刊である。あの映画のテイストを想像していただけに、この過激さには驚くしかない。僕は今回初めて彼女の小説を読んだのだが、もっとほのぼのした軽いタッチの作品かと思っていた。それだけに、このガンガン攻めてくる強烈な姿勢に圧倒された。妻の夫の対する恨み辛みが、これでも . . . 本文を読む
深川栄洋監督の新作だ。劇場用映画ではなくネットフリックス映画である。2時間9分の長尺。同じくネットフリックスで先日見た(こちらは配信用ではなく劇場用映画)『10万分の1』と同じでこれも難病ものの純愛映画だけど、深川栄洋が作ったはずなのに、とんでもなく無残な出来だった。信じられない。
最近新作が途絶えていた深川栄洋久々の映画なのに、どうしてこんなことになったのだろうか。劇場用映画のデビュー作『狼少 . . . 本文を読む