『本気のしるし 劇場版』は一昨年のキネマ旬報ベストテンの3位にランクインした。ちなみのその年のベストワンは『スパイの妻 劇場版』である。ありえない、と思う。2本ともTV作品として作られたものだ。それがその年の劇場映画のベスト3に入っている。あの年の日本映画を代表する2作なのだ。しかも、海外でも大評判である。そんな時代がやってきてしまった。ネットフリックス映画がアカデミー賞を席巻する時代なのだからそ . . . 本文を読む
三木孝浩監督によるこの夏の3連作3連投の第2作。今回はSFだ。昨年の『夏への扉』に続いての2作目になる。どちらも80年代のハリウッドSF大作へのオマージュだ。前作は『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で今回は『ET』。わかりやすい。しかもどちらもハードなSFではなくファミリーピクチャーを目指す。スピルバーグとゼメギスによる彼らが一番輝いていた時代の映画だ。今回は前作以上にそこへのオマージュがあから . . . 本文を読む