習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『未成年だけどコドモじゃない』

2022-08-01 13:08:20 | 映画
夜中に目が覚めて、眠れないからたまたま見た映画だ。緩い(軽い)映画で、途中でやめてもいいもの、という基準で選んだのだが、これがなかなかの作品で拾い物。英勉監督作品はつまらない、とずっと思っていたけど、ここに及んでそれなりに面白いと思い始めた。昨年の『東京リベンジャーズ』で初めて悪くないやん、と思えたけど、この映画もなかなかの出来だった。こちらは5年前の作品。『ヒロイン失格』や『貞子3D』(2作ある . . . 本文を読む
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寺地はるな『カレーの時間』

2022-08-01 11:01:55 | その他
終戦後の混乱期、祖父が子供の頃、飢えていた彼にひとりの男が食事を与えてくれた。「こんどはお前が腹を空かした子供に飯を食わせてやれよ」と言われる。そこからお話は始まる。現在と過去、ふたつの時間を行き来して、祖父と孫である青年とのお話が綴られる。 「なぜ、人は広げようとするのか。」冒頭の一文だ。与えられたものを最大限に生かして、ささやかな幸福を感じながら生きていく。それは彼の願いだ。そんな考えを持つ . . . 本文を読む
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『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』

2022-08-01 10:12:36 | 映画
このタイトルはダメだろ、と思う。これでは、人間の支配から解き放たれた恐竜たちがこの世界を支配する、というお話になると想像させるではないか。そんなとんでもないお話をどういうふうに展開させるのだろうか、と期待するとがっかりさせられる。嘘だし。これでは、ミスリードではなく羊頭狗肉だ。騙されたというしかない。まぁ、最初からこれは『猿の惑星』ではないのだから無理無理ではないか、とは思っていたけど、それにして . . . 本文を読む
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すかんぽ長屋『金魚唐草』

2022-08-01 09:54:01 | 演劇
毎回夏の7月に楽しい時間を見せてくれる(体験させてくれる)のがすかんぽ長屋だ。10年ほど続いたハレンチ・キャラメル散会後、神原さんは、すぐにこの「すかんぽ長屋」プロジェクトを立ち上げた。ほんとうに凄いフットワークの軽さだ。わざわざ僕がここで言うまでもないが、彼女は劇団浮狼舎、神原組を主宰している。ハレンチ・キャラメルとその後続であるこのすかんぽ長屋は島上亨(島上とおる名義)が座長であるが、実質は神 . . . 本文を読む
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