ジョーダン・ピールの第3作。最初の『ゲット・アウト』がまさかの展開で衝撃的だったが、２作目の『アス』は、無理しているな、と思った。確かにこれもまたまさか、という展開なのだが、最初から仕掛けがあるぞ、と構えているから、なるほどね、というふうに余裕で対応してしまう。２匹目のドジョウはなかなかいない。不意打ちのような映画は１度だけ。そんなことは先輩のシャマランが何度となく失敗してきたから、わかっているは . . . 本文を読む
これはダメだ。見ていてこの手の映画の一番ダメな側面ばかりが目についた。安易にこの手の青春映画を作ってはいけない、とそんなことを思う。安上がりでそれなりに集客できるのかもしれないけど、簡単そうに見えてこれは難しい。同じ福本莉子が主演している『今夜、世界からこの恋が消えても』との落差は一目瞭然だ。もちろん三木作品の足元にも及ばない。
これは今年の２月に劇場公開された映画なのだが、もう配信で見れる。地 . . . 本文を読む
先日見た『憂鬱之島』は素晴らしいドキュメンタリードラマだった。ああいう形で今の香港を語ろうとする姿勢に心打たれた。今を見つめるためには過去から振り返る必要がある。3つの時代を3つのドラマとして再現し、それを既成の役者を使って見せるのではなく、今を生きるふつうの若者たちに演じさせる。そこから見えてくるものを劇映画として見せるのではなく、このドキュメンタリー映画の中で見せていく。いささかあざとい、と思 . . . 本文を読む
