犬童一心監督の新作だ。犬を主人公にしたファミリーピクチャーで、ほかの人が手掛けたなら、こういうのはなんだかなぁ、と思う。見たくない。でも、これは犬童作品である。やはり、見たい。しかも評判が異常に悪い(キネマ旬報の星取り表!)ので、それはおかしいと思い、見に行くことにした。犬童監督がつまらない映画なんか作るわけがない。しかも、彼は犬とか猫とかを扱う映画を何本も作っているし。名前だって犬童だし。
は . . . 本文を読む
なんと和歌山まで芝居を見に行ってきた。ふつうなら僕はそこまではしない。でも、今回はした。和歌の浦のアートキューブという空間だ。海の手前に立つこのホールは実に美しい。ここでこの作品は上演された。ほんとうなら武庫川公演で見るつもりだったが、コロナのせいで公演が中止になった。そこで仕方なく和歌山公演を見ることになったのだが、結果的にはこの芝居をここで見ることができてよかったと思う。
演出の外輪さんは相 . . . 本文を読む
チラシには「桃園会30周年記念作品」とは書かれていない。「ウイングフィールド30周年記念事業」とある。「桃園会第52回公演」とも。3年ぶりの新作だ。橋本健司のオリジナルを、劇団清水企画の清水友陽が演出した。役者は4人。はたもとようこと森川万里、そして加納亮子、さらには橋本健司。この4人の精鋭が深津世界との邂逅から、芝居を始める。ここには今はいない深津篤史。彼がなくては桃園会はない。だけど、もう彼は . . . 本文を読む
この夏、偶然起きた三木孝浩3連作の第3弾である。同じ監督の新作が1が月の間に3作品毎週のように公開されるなんてことが、かってあっただろうか。映画全盛期の話ならともかく、今の時代に、である。もうそれだけで画期的な出来事だ。そんな3連作の掉尾を飾る作品である。しかも、今回の作品は今まで彼が手掛けたこともない題材なのだ。その新しい挑戦に挑んだ成果はいかに! ということで早速見てきた。ほぼ毎週で順番にこの . . . 本文を読む