映画自体とはまるで関係ないけど書かずにはいられない。この映画を大阪弁護士会館の企画イベント(「離婚後の共同親権導入について考える」映画とシンポジウム)として見たのだが、あまりに杜撰な上映のされ方に呆れ果てた。途中でクレームをつけるために席を立とうとしたがしばらく我慢して見た。前半はまだ明るいシーンが多くて耐えられたからだ。だが後半ナイトシーンが多くて、しかもクライマックスの緊張感のある暗闇での長回 . . . 本文を読む
まさかの4ヴァージョン、しかも主役の山田蟲男以外は重ならない。26名の4パターンである。キャストだけで101名。よくもまぁこれだけの役者が集まった(集めた)ものだ。そしてよくもまぁ短期間でこれだけの芝居を作り上げたものだ。前回の1ヶ月2本立てロングラン(10月)からわずか2ヶ月でこの大作を仕上げたサリngROCKに感服する。交通整理だけでも大変だったはず。今年は映画(『バッドランズ』)の公開もあり . . . 本文を読む
なぜか突然に封切直前で公開がなくなった。理由はわからない。もしかして関西では見れないのか、と心配した。だが、ようやく大阪でも22日から東京より1週間遅れて上映がスタート。初日に見に行くことにした。モノクロで2時間49分の長尺映画である。普通ない。しかもミニシアターではなくTOHOシネマズでの公開。『パラダイス・ネクスト』の半野喜弘が監督・脚本・原案・音楽を手掛けた。主演は眞栄田郷敦。普通じゃない何 . . . 本文を読む
最近スカスカ(内容ではなく、改行が多かったり、余白があるということだ)の小説は結構目にするけど、2段組の小説は近頃では珍しい。それで350ページという分量。微妙な長さだ。普通なら2冊にした方がいいだろうが敢えて1冊にした。2部作構成で完全に前半,後半になっているにも関わらず。ヤングケアラーを主人公にした重くて暗い話である。2010年10月から始まる。17歳だった小羽。彼女は宮城県のある港町で暮らし . . . 本文を読む