町田そのこが本屋大賞を受賞した作品で彼女の代表作のひとつ。まさかの映画化である。こんな暗い話をきっと観客は望まない。これはなかなかメジャーな商業映画にはなりにくい作品ではないか。それを『八日目の蝉』や数々の名作を世に送り出している成島出が監督した。彼がこの暗いばかりの救いがない小説をどう作り上げるのか。もちろん安易な映画には作れない微妙な問題を扱う。それをある種のエンタメにもしないといけない。さら . . . 本文を読む
『キングスマン』のマシュー・ヴォーン監督が手掛けたスパイアクション映画。これも2時間19分とかなりの長さ。最近のアクション映画大作は『ミッション・インポッシッブル』を始め長い映画が多い。今回の映画も盛りだくさんで最後はお腹いっぱいになり、気分が悪くなるくらい。なんでもほどほどにしないとサービス過剰は失敗につながる。冒頭のカーチェイスはあり得ないくらいの凄さで笑った。うそでしょという展開はアニメ映画 . . . 本文を読む