シリーズの第4作。連句を中心にしっかり据えて連句会とブックカフェでの仕事を通して一葉が少しずつ成長していく姿を描く連作。6話からなる。
前作は読んでいるし、これだって既視感がある。もしかして以前もう読んでいるか、と一瞬思ったがいくらなんでも昨年9月に出た本を読んでいて、もう忘れているはずはない。だいたいこれは4冊目だけどその内何冊を読んだのかも覚えていない。
これは . . . 本文を読む
170回芥川賞受賞作品。37歳の女性建築家が主人公。22歳の男性と付き合う。とても綺麗な男の子で、自分から声をかけて付き合うことにした。ママ活だと本人に言われた彼は自然に彼女を受け入れる。恋人役ではなくパートナーとして付き合う。
4年後。トウキョーシンパシータワーは完成して彼は刑務官(シンパシースト)としてタワーに勤務している。タワーを設計した彼女は仕事を辞めてひっそりと暮らして . . . 本文を読む