大阪の北河内地区7校による合同公演。2月の学年末テスト終了後から春休みにかけて稽古を重ねてたった1日、1回限りのこの日の本番に挑む。D地区高校演劇部の1、2年生の面々が果敢にもこんなにスケールの大きな作品に取り組むのは凄い。
クライマックスの大政奉還から竜馬暗殺、そして英の独白に至るラストシーンは圧巻だった。そのワンシークエンスでそれまでのドラマを一気に総括した。
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こういう題材の小説が書かれる時代になりました。まぁ『老後の資金がありません』の垣谷美雨である。彼女がいかにも書きそうなタイプの小説だが。
語り手がどんどん変わりワンエピソードは短くさくさくストーリーが進んでいく。1章10ページくらいのペースで松尾家の母、五月とふたりの娘を中心にして、五月の夫慎二、その兄姉、父親の話。さらには五月の次女詩穂の婚約者悟、その両親、叔母という中林家。こ . . . 本文を読む