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吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介の4人が主人公を演じる。4話からなるオムニバスなのだが、相互のお話の関係性はない。セリフもほとんどない。説明は全くない。最後まで見たらすべてがわかるのか、っと思ったが1時間23分の映画なのに1時間は十分すぎたのにまるでわからないから、不安になり一瞬TVを止めて残りの上映時間を確認してしてしまった。あと11分だった。
これはもう不可能だな、と理解する。この映画はまるで説明する気はない。4つの話が最後でひとつになり、すべてがわかる、という従来のパターンではないな、と理解する。そのままラスト11分を見る。結局4人の話はどこにも重ならない。ならば、最初と最後の3人の少年たちは誰なのか。だいたい主人公の4人は年齢もまるで違う。事件によって彼らが遭遇するというパターンでもない。
原作は短編漫画らしい。しかも未完。作者が亡くなったためらしい。だけど、この映画で描かれる話自体が未完のまま公開されたわけではないはず。10ページほどの短編連作の4つのエピソードらしい。(原作は5つのエピソードからなる。それがまだ続く予定だったのだろうか)
「原作漫画で描かれた5つのエピソードをもとに、澤寛監督自身の生い立ちや経験を織り交ぜながら現代の家族を包括的に描き、「家族とは何か」を問いかける。」と映画.comの解説には書いている。ということは4つのエピソードなのに5つの話? ますます謎が深まる。