ちょっと軽い小説が読みたくて、この本を手に取った。『笑う招き猫』の山本幸久の短編連作だ。「東京世田谷線沿線を舞台に描く、ささやかな変化と希望の物語8編」と本の帯にはある。確かにそんな感じだ。主人公たちはそれぞれいろんな問題を抱え生きている。そんな彼らの問題と向き合い、ささやかな解決を提示してくれるハートウォーミング。こどもから老人まで様々な世代が登場する。
なんでもない話ばかりだ。どうってことない毎日。それが僕たちの毎日で、そんな中で笑ったり泣いたり、忙しい。まぁ、笑いもしないし、泣きもしない、というくらいの淡々とした日常が本当の姿かもしれないが。この小説はそこまでそっけなくはない。一応笑ったり泣いたりくらいはさせてくれる。まぁ、そういう意味ではありきたりな小説だ。
読み終えたらすぐに忘れそうだ。もう忘れてる。本がなければどんな話があったのかすら確認できない。でも、読みながら、それなりに気分はよかったことも事実だ。通勤電車で読む時間つぶしの読み物。可もなく不可もない。タイトルにある「はなうた」感覚で軽く読み流せばいい。ほんの少しいい気分にさせてくれるから。
それぞれの話は基本的に繋がりはないが、同じ沿線内での出来事なので、なぜかどこかでほんの少し繋がってたりもする。だから、読んでいて、えっ、と思わされる部分も多々あるのが楽しい。まぁ、それ以上の何かはないし、それ以上は要らない。
なんでもない話ばかりだ。どうってことない毎日。それが僕たちの毎日で、そんな中で笑ったり泣いたり、忙しい。まぁ、笑いもしないし、泣きもしない、というくらいの淡々とした日常が本当の姿かもしれないが。この小説はそこまでそっけなくはない。一応笑ったり泣いたりくらいはさせてくれる。まぁ、そういう意味ではありきたりな小説だ。
読み終えたらすぐに忘れそうだ。もう忘れてる。本がなければどんな話があったのかすら確認できない。でも、読みながら、それなりに気分はよかったことも事実だ。通勤電車で読む時間つぶしの読み物。可もなく不可もない。タイトルにある「はなうた」感覚で軽く読み流せばいい。ほんの少しいい気分にさせてくれるから。
それぞれの話は基本的に繋がりはないが、同じ沿線内での出来事なので、なぜかどこかでほんの少し繋がってたりもする。だから、読んでいて、えっ、と思わされる部分も多々あるのが楽しい。まぁ、それ以上の何かはないし、それ以上は要らない。