早くも第二弾が出版された。前作は気持ちいい小説だったから、さっそく読むことにした。あれから3ヶ月。(半年かな?)ブラック不動産を退職して横浜コインランドリーでバイトを始めた茜さんのその後が描かれる。おなじみのお客さんに店長の真奈さん。相変わらず心地よいドラマが展開する。安心して読める。
僕はコインランドリーには行かないけど、一度だけ行ったことがある。数年前にパリに行った時だ。さすがに1週間以上洗濯なしでは暮らせない。そこでコインランドリー初挑戦。だけど、異国のコインランドリーは難敵だった。そんな時、横浜コインランドリーみたいにスタッフが居たらいいなと思う。まぁ、フランス人では会話が困難だけど。
と、ここまで書いてきて、こんなことをどこかに書いた気がする。もしかして、と思いこのブログの『横浜コインランドリー』の記事を読んでみた。まさかというくらいに同じことを同じような内容で書いていた。あまりのことに、ここまで書いた文を消去しようかと思ったけど、これはこれで面白いから残すことにする。(『横浜コインランドリー』の項もぜひ一読してね。笑えるから)
5つのエピソードからなる。前作に続いて登場するレギュラーもいるが、今回はお嬢様トラックドライバー琴美の話が中心になる。茜さんのクリーニング師試験の結果は次回になる。まだまだ話は続く。
ただ残念だがここには新しい展開はないし、どのお話も予定調和でいささか物足りない。驚きはないのだ。もし第3作を書くのなら起承転結の転になるようなドラマをよろしく。