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ブラッド・ピット主演 で、こういうSFアクション大作が作られる。当然、みんなが期待する。だが、こだわりの人である彼だから普通のアクション映画にはしない。マーク・フォスター監督も、ただの娯楽大作にはしない。2人の不仲も噂されていたが、出来あがった映画は、他にないようなユニークなものになっていた。さすがだ。わかりやすい作り方ではない。難しい話でないけど。
いきなりクライマックスに突入する。何かよくわからないけど、たいへんなことになる。道が渋滞している。なんで? よくわからないけど、何かがあるからだろう。そこで、いきなりガツン。凄いスピードで襲ってくるゾンビたちの群れ。逃げるしかないけど、早いのなんの。すぐにガブリとやられて、10秒後には自分もゾンビ。こりゃ繁殖力すごいわぁ。世界中がえらいことになります。ブラピ一家も逃げる、逃げる。幼い子供2人と妻を伴って、ゾンビの群れと戦いながら、安全な場所に逃げおおせるのか? 町はもう地獄のような状況で、どこからゾンビが出てくるか、わからん。さぁ、どうする? ハラハラドキドキだ。
なんとか無事に逃げるのだが、実はお話はここから本題に突入! ブラピが、この危機的状況から世界を救うことになる。果たして、なんとかしてワクチンを見つけてゾンビから人間を守れるか? という話になる。でも、なぜ、ブラピなのか。よくわからん。彼は国連職員なのだが、とても有能らしい。だから、彼に世界の明日を託す。でも、彼一人で本当に大丈夫なのか。心配するのは、当たり前ではないか。スーパーヒーローなのだが、超人的な能力を持つわけではない。スーパーマンとかアイアンマンとか、そんなのではないし。普通の人間だが、素晴らしい判断力で、切り抜けていく。でも、そんなのに、世界を託すのか? それに、そんな人間がいるのでしょうか。
エルサレムのシーンなんて凄い。ゾンビが雪崩を打って壁に集まるシーンは予告編で見て、衝撃を受けたが、凄まじい。ゾンビが出てきて、飛行機が墜落するシーンも凄い。その後の、WHOでのシーンは、普通のゾンビ物でよくあるような展開だが、それが映画のクライマックスになる。話がだんだん小さくなっていく。世界を救うというのに、こんなちまちました展開でいいのか、と心配になるほどだ。だが、そこまでが凄まじかったから、これはこれでいい。こんな尻切れトンボのようなエピソードで、世界を救ってしまう。普通の映画はお話がどんどん大きくなっていくものだが、この映画はそうはしない。なのに、面白いのだ。
主人公は大活躍するけど、彼自身は超人ではない。しかも感染をテーマにした映画って、どうしても視覚的に表現しにくいから難しい。でも、この映画は成功している。なんだかいろんな意味で敢えて困難な道を行きながら、とても危ういところで綱渡りしていく。そして、ギリギリで渡りくる。そういう意味でもこれは凄い。大失敗しても不思議ではなかった。見終えた今でも果たしてこれでよかったのか、と心配になる。それくらいに危うい映画なのである。もう少し破綻していたらボロボロになっていたはずだ。崖っぷち映画である。
いきなりクライマックスに突入する。何かよくわからないけど、たいへんなことになる。道が渋滞している。なんで? よくわからないけど、何かがあるからだろう。そこで、いきなりガツン。凄いスピードで襲ってくるゾンビたちの群れ。逃げるしかないけど、早いのなんの。すぐにガブリとやられて、10秒後には自分もゾンビ。こりゃ繁殖力すごいわぁ。世界中がえらいことになります。ブラピ一家も逃げる、逃げる。幼い子供2人と妻を伴って、ゾンビの群れと戦いながら、安全な場所に逃げおおせるのか? 町はもう地獄のような状況で、どこからゾンビが出てくるか、わからん。さぁ、どうする? ハラハラドキドキだ。
なんとか無事に逃げるのだが、実はお話はここから本題に突入! ブラピが、この危機的状況から世界を救うことになる。果たして、なんとかしてワクチンを見つけてゾンビから人間を守れるか? という話になる。でも、なぜ、ブラピなのか。よくわからん。彼は国連職員なのだが、とても有能らしい。だから、彼に世界の明日を託す。でも、彼一人で本当に大丈夫なのか。心配するのは、当たり前ではないか。スーパーヒーローなのだが、超人的な能力を持つわけではない。スーパーマンとかアイアンマンとか、そんなのではないし。普通の人間だが、素晴らしい判断力で、切り抜けていく。でも、そんなのに、世界を託すのか? それに、そんな人間がいるのでしょうか。
エルサレムのシーンなんて凄い。ゾンビが雪崩を打って壁に集まるシーンは予告編で見て、衝撃を受けたが、凄まじい。ゾンビが出てきて、飛行機が墜落するシーンも凄い。その後の、WHOでのシーンは、普通のゾンビ物でよくあるような展開だが、それが映画のクライマックスになる。話がだんだん小さくなっていく。世界を救うというのに、こんなちまちました展開でいいのか、と心配になるほどだ。だが、そこまでが凄まじかったから、これはこれでいい。こんな尻切れトンボのようなエピソードで、世界を救ってしまう。普通の映画はお話がどんどん大きくなっていくものだが、この映画はそうはしない。なのに、面白いのだ。
主人公は大活躍するけど、彼自身は超人ではない。しかも感染をテーマにした映画って、どうしても視覚的に表現しにくいから難しい。でも、この映画は成功している。なんだかいろんな意味で敢えて困難な道を行きながら、とても危ういところで綱渡りしていく。そして、ギリギリで渡りくる。そういう意味でもこれは凄い。大失敗しても不思議ではなかった。見終えた今でも果たしてこれでよかったのか、と心配になる。それくらいに危うい映画なのである。もう少し破綻していたらボロボロになっていたはずだ。崖っぷち映画である。