これは2009年制作のスイス映画。(DVDによると、発声はドイツ語とあるが、スイス人はドイツ語を喋るのか?)こういうタイプのSF映画って、最近は劇場公開されなくなっている。お金もかかるから、制作自体も少なくなっているのかもしれない。大体今時こういうタイプの映画ってもう古い気がする。今の時代の気分ではない。
SFX自体はとてもよく出来ている。でも、肝心の話自体はものすごく地味で、この手の映画を作らせたときのアメリカ映画の派手さとは対極を行く。ストーリーは『エイリアン』タイプの宇宙船内部でのホラータッチからスタートするが、貨物輸送船であったはずの、この船の秘密が後半の鍵となるのだが、映画はその後、全く大きな動きもないまま、ラストまでいく。衝撃のラストもよくあるパターンでまるで衝撃ではない。要するに、こういうストーリーにはもう新しい展開を期待出来ないということなのか。
地球が汚染され、今では宇宙で生活する23世紀の人類。彼らの一部特権階級のみが、理想の環境である惑星レアに移住出来る。貧しいものは貧しいまま暮らす。しかし、その理想の場所というのは、実は・・・という話で、オチも平凡だ。
扇情的な作り方はせず、すべてが淡々と描かれていくのはいいのだが、当然のこととして、テンポも遅くなり、これでは少し居眠りしてしまうのは、仕方あるまい。いろんな映画祭に出品され評判になったのかもしれないが、この程度の映画でも話題になるくらいにこの手の映画は枯渇しているのだろうか。
SFX自体はとてもよく出来ている。でも、肝心の話自体はものすごく地味で、この手の映画を作らせたときのアメリカ映画の派手さとは対極を行く。ストーリーは『エイリアン』タイプの宇宙船内部でのホラータッチからスタートするが、貨物輸送船であったはずの、この船の秘密が後半の鍵となるのだが、映画はその後、全く大きな動きもないまま、ラストまでいく。衝撃のラストもよくあるパターンでまるで衝撃ではない。要するに、こういうストーリーにはもう新しい展開を期待出来ないということなのか。
地球が汚染され、今では宇宙で生活する23世紀の人類。彼らの一部特権階級のみが、理想の環境である惑星レアに移住出来る。貧しいものは貧しいまま暮らす。しかし、その理想の場所というのは、実は・・・という話で、オチも平凡だ。
扇情的な作り方はせず、すべてが淡々と描かれていくのはいいのだが、当然のこととして、テンポも遅くなり、これでは少し居眠りしてしまうのは、仕方あるまい。いろんな映画祭に出品され評判になったのかもしれないが、この程度の映画でも話題になるくらいにこの手の映画は枯渇しているのだろうか。