こういうむちゃくちゃなアクション映画をおもしろがれるか、どうかって、かなり微妙だ。一昨年、すごい評判になったインドネシアのニューウェーブなのだが、事前の評価の高さが災いしたのだろうが、僕にはあまり面白くはなかった。アクションのすごさは認めるけど、お話がまるでない。だから、だんだん飽きてくる。過激なアクションシーンは、最初は衝撃かもしれないが、徐々に慢性状態になってきて、なんとも思わなくなるのが常だ。この映画も例外ではない。
設定自体はありきたりでしかない。まぁ、犯罪者ばかりを集めた高層マンションなんていうバカな設定を誰も思いつかないだろうから、ありきたりではないのかもしれないが、でも、結局はブルース・リーの『死亡遊戯』のパターンではないか。住民たちがみんなで特殊部隊のメンバーたちを襲ってくる。その数は半端ではない。しかも、相手はこのマンションを知り尽くしている。こういうハンディの中、彼らはどう戦うのか、という頭脳戦には、残念ながらならない。どこまでも単純で派手なアクションのつるべ打ち。どこまでやるのか、ということを作る側も楽しんでいる。昔の三池崇史監督の映画のようだ。(今も、あまり変わらないけど)だが、それだけでは、映画にならない。単調にすらなる後半、落とし所はどこなのか、と少し期待したけど、残念ながら、何もない。
カルト映画は、マニアは大喜びするけど、一般大衆はそれほど、食指はそそられない。この映画もその例に漏れない。昔の東映のB級アクション映画のようなタイプの作品で、千葉真一とか、真田広之とかの香港映画もどきの流れを汲む。鈴木則文や山口和彦なんかが監督していたような映画だと思うといい。そう思うと、別に腹は立たない。というか、僕が期待しすぎなのだ。つまらないわけではない。何も知らずに見たならかなり驚く。そんな映画だ。
設定自体はありきたりでしかない。まぁ、犯罪者ばかりを集めた高層マンションなんていうバカな設定を誰も思いつかないだろうから、ありきたりではないのかもしれないが、でも、結局はブルース・リーの『死亡遊戯』のパターンではないか。住民たちがみんなで特殊部隊のメンバーたちを襲ってくる。その数は半端ではない。しかも、相手はこのマンションを知り尽くしている。こういうハンディの中、彼らはどう戦うのか、という頭脳戦には、残念ながらならない。どこまでも単純で派手なアクションのつるべ打ち。どこまでやるのか、ということを作る側も楽しんでいる。昔の三池崇史監督の映画のようだ。(今も、あまり変わらないけど)だが、それだけでは、映画にならない。単調にすらなる後半、落とし所はどこなのか、と少し期待したけど、残念ながら、何もない。
カルト映画は、マニアは大喜びするけど、一般大衆はそれほど、食指はそそられない。この映画もその例に漏れない。昔の東映のB級アクション映画のようなタイプの作品で、千葉真一とか、真田広之とかの香港映画もどきの流れを汲む。鈴木則文や山口和彦なんかが監督していたような映画だと思うといい。そう思うと、別に腹は立たない。というか、僕が期待しすぎなのだ。つまらないわけではない。何も知らずに見たならかなり驚く。そんな映画だ。