「トイストーリー3」

               

 娘がテレビで放送された「トイストーリー2」を気に入ったようで、劇場に「トイストーリー3」を観に行きました。音声は吹替版、映像は3Dでもそうでない版でもどちらでも良かったのですがセンター北の「ワーナーマイカルシネマ」は3Dでした。

 ポップコーンとコーラを買って入場、3D眼鏡を装着して準備完了です。アバターの時のがっちりした重い3D眼鏡と違って、軽くてフィットしたので快適です。

 ヒット作ですし、ディズニーアニメもそこそこ観ているので面白いだろうとは思っていましたが…ここまでの感動作とは想像していませんでした。
 ウディ達玩具の所有者のアンディが大学入学のために住み慣れた家を旅立つことになりました。荷物の整理の中でドタバタが始まり…最近はすっかり遊んでもらえなくなった玩具たちの寂しい想いと屋根裏でもアンディの所有物として留まるべきか、新しいちびっ子のモトに移動すべきか悩む仲間達。そんな切ない思いを背景として面白おかしく活劇が展開されていきます。仲間達とアンディは果たしてどうなるのか…。
 楽しい中にもしんみりとさせるシーンが続き、最後はジーンときます。親しい玩具は単なるオモチャを超えた存在だということを思い起こさせてくれる…単純なストーリーですが泣き笑いしながら爽やかな気分で観終わります。

 アニメなので軽いといえば軽いのですが、あっという間の2時間。大人でもとにかく楽しめます。これは観てよかった。


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田部京子「吉松隆 プレイアデス舞曲集」

          

 日本人作曲家吉松隆の作品「プレイアデス舞曲集」をピアニスト田部京子が演奏した作品です。タワーレコードで絶対にお奨めですと手書きポップがありました。

 散文的で叙情的な小品集です。プレイアデス舞曲集Ⅰ~Ⅴ、それぞれが7曲で構成されるので全35曲。7曲毎の括りにはそれ程強い性格分けはないので1枚(35曲)を一つの作品として聴くような感じです。それぞれの作品は1~3分程度。例えるならドビュシーの前奏曲集、小品集。リリックなピアノの響きに肩の力が抜けていきます。優しい旋律、ピアノの音の美しさ。
 現代音楽、オリジナリティとかの理屈抜きで素敵な音楽に癒されます。気に入りました。

 作曲家お気に入りのピアニストである田部京子は、シューベルトを得意にしており、叙情的な音楽、演奏はお手の物です。派手さはありませんが心をこめて演奏していて、音楽、ピアノの良さが自然と伝わってきます。田部京子のシューベルト演奏は大好きですが、それらに匹敵すると思います。1996年の録音です。こんな秀作をこれまで知らずにいました。


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