今回の旅の初めは、娘夫婦が生活するビーコンヒル能見台。横浜市の最南端に位置
する京急沿線のニュータウン。横浜の街並みは、港の周辺を除くと、どこか雑然とした
雰囲気が否めない。
この居住地空間は、開発された時の基本理念が ボストンの街並みを模した事もあり
市内の他の街並みと異なり、時間が緩やかに流れて行きます。
次の旅の目的地は新潟県柏崎市。上越新幹線と同じ東京駅のホームに停車中の
東北新幹線。車体のサクラの花模様のラッピングが目に止まり、早々カメラに撮り込
んでみました。
上越新幹線の車窓から眺める景色のクライマックスは、越後湯沢の山と街の風景。
全長22.2Km、とてつも長い大清水トンネルを抜けた途端に、川端康成の小説「雪
国」の序文の一説、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 そのままの景色
が目に飛び込んでくる。
雪景色には慣れているつもりだが、トンネルを出た途端に迫りくるように見える、越
後の雪を抱いた山々の光景には、一瞬、驚きの声を上げてしまう程です。
柏崎市西山町大崎海岸。当日は水平線に春かすみが漂う。空気が澄み渡ると沖合
に浮かぶ佐渡ヶ島が眺望できる風光明媚な砂浜海岸。
また、大崎は「雪割草の里」。柏崎には度々来ているが、雪割草の里の存在はブログ
の交信を行っている方の投稿記事で、雪割草の花を見せて頂いた事がきっかけ。
その後、興味を抱きウェブサイトを検索。大崎が 雪割草の自生地であることを初め
て知る。
早々、レンタカーで 現地に向かったが 入園は雪割草の保護からか3月上旬から4月
上旬頃までの季節限定。そのまま帰るのはと思い、カメラに撮り込んだ日本海を望む
大崎海岸の風景です。