浜に心地よい、潮の香が流れる。イタンキ浜は、日本の渚百選にも指定されて
いる風光明媚な砂浜海岸。東西に、長さ約1.7キロメートルの砂浜が広がる。
浜の後方には、垂直に切り立つ100mほどの海食岩の断崖絶壁が屏風のように立
ちはだかる。※断崖の下の浜に小さな3名の人影が。比較していただきますと、断崖の高さが推測できるかと思います。
さらに、この浜を起点にして 西の方角には断崖絶壁の海岸線が10キロほどに渡り
連なる。市内は元より、道内を代表する景勝地が点在しています。
浜は、6月初旬頃から咲き始めるハマナスの群生地でも有名。この時期には、
海岸段丘にエゾイワハタザオ(蝦夷岩旗竿)が、5月の潮風に花茎をなびかせながら
咲き競っています。エゾイワハタザオは、本州東北地方以北から道内の砂礫地や岩
場に自生地する、アブラナ科の多年草です。
イタンキ浜は、年間を通して道内屈指のサーファーのメッカ。夏は海水浴、今の
時期は、近隣に居住される方々の絶好なウォーキング場所。冬の厳寒期を含めて人
の気配が絶えない市街地に隣接した鳴り砂海岸です。
浜の花シーズンの2番手、ハマエンドウ(浜豌豆)が開花し始めた。もう暫らくする
と、砂浜の段丘は赤紫色のハマエンドウの花が咲き乱れます。
イタンキ浜は、浜の両側の風景が大きく異なる。西側の景観に比べ、穏やかな
雰囲気が漂う東側の浜の眺望です。中段の画像、左側に市街地が隣接しています。