太平洋の大海原の彼方から、ゆるやかに波が打ち寄せる。潮風に運ばれて来る磯の香が浜に漂う。
イタンキ浜は、「日本の渚100選」に指定されている風光明媚な砂浜海岸です。
イタンキ浜は、市内は元より近郊地域で最大のハマナスの群生地です。早くも、実を赤く色付かせ始め
ています。
浜の後方には100m前後の断崖が屏風を立てたように迫る。太古の火山活動により出来た溶凝灰岩と
集塊岩の地層が、独特の横縞模様を断崖に描き出しています。
浜の西末端。砂浜に鎮座する巨石群と高さ140mほどの断崖絶壁がそそり立つ。東側の浜と大きく異
なる荒々しい景観美を見せてくれます。
浜に大量のコンブが打ち上げられています。先日の台風11号により、海が底荒れ海底のコンブが波に
もぎ取られて浜に流れ着く。沿岸は岩礁地帯、コンブやワカメなどの海藻が豊富な海域です。
「室蘭イタンキコンブ」は、ほどよい肉厚と手ごろな大きさで扱いやく、味も抜群な海の幸です。ただ、浜に
打ち上げられたコンブにも漁業権が設定されています。もったいないと思いますが、原則持ち帰る事は出来
ません。