有珠湾は道内では稀なリアス式海岸。湾の奥には有珠漁港。岸壁を埋め
尽くすように、船尾に小型クレーンを装備したホタテ養殖漁船が繋留されている。
有珠漁港は、数多くの海産物と道南で有数のホタテ貝の水揚げ量を誇る漁港で
す。
有珠湾で越冬中のオオハクチョウ。
灰白色の幼鳥と2羽の成長、オオハクチョウは一夫一妻。おそらく、この3羽
はファミリー。
冬でも穏やかで餌の豊富な有珠湾には、毎年、オオハクチョウが飛来し越冬
する。今シーズンは、周辺の気温が例年と比べて低い。さらに南に下ったのだろう
か、数が少なく見える。
あと、一ヶ月もすると越冬を終えて 3,000キロほども離れたシベリア・タイガ地帯
の繁殖地に向かい飛び立つ。シベリアより温暖なこの地で 新たな生命の誕生をと
思うが、これも常しえから続く自然の摂理。旅立つ日まで、 ゆっくりと英気を養って
欲しいと思う。
入り江です。道内でも気候温暖な道南、中でも
この一帯は、さらに穏やかな場所です。
湾内の岸辺には、浅瀬が有り水鳥のエサとな
ります海藻なども豊富です。オオハクチョウは
毎年11月中旬~3月中旬頃まで、この有珠湾
で越冬します。有珠湾の周りには町が広がって
ます、この時期は人とオオハクチョウの共同生
活地域と化しています。