永井酒造の工場長は、日本酒の8割が水であり、美味しい水こそが美味しいお酒を造ると力説していた。美味しい水は武尊山の森が生み出す。その森を守って育てる運動にも着手しているとのことだった。
永井酒造から車で5分ほど武尊山の森に向かって走ったところに美味しいそば屋がある。世田谷から、この川場村の自然に魅せられて移住してきたそば屋である。若いご夫婦が運営している。そのそば屋も武尊山からの伏流水を使ってそばを打っている。使う野菜や山菜も地のものである。
まずは、永井酒造の辛口のお酒と山菜のテンプラでほろ酔いになり、そばを注文するクアトロ視察団の一行。
しゃきっと冷水でしめた野菜がたっぷりと乗ったぶっかけそばを注文する。美味しい空気とともに。この地でなくては味わえない美味しさに舌鼓がこだまする一行のテーブル。ここにも、武尊山の恵みがあった。
美味しいものを極めていくと、最後は美味しい水へとたどり着くと云う。その入口に立っていた一行だが、まだまだ極めてはいないぞと食べ歩くのであった。
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