ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

バローネ・リカゾリ・ビヨンド

2013年11月11日 | ワインの話

Photo 「先輩、リカゾリがボルゲリに進出したの知ってますよね」
「うるせえな、知らねぇよバカヤロー」
「そのリカゾリのボルゲリがクアトロにあるって云うのも知らなかったですか」
「バカヤロー、知らなくって悪かったな、とっとと教えねえとぶっとばすぞ」

バローネ・リカゾリは、イタリア・トスカーナのキャンティ・ワインの名門である。
バローネとは男爵のことだから、リカゾリ男爵の造るキャンティである。
このリカゾリ家は1000年前からキャンティというワインを築いたキャンティの生みの親と云われている。
さらに、このリカゾリ家からはイタリアの首相も輩出している名家だ。
1867年日本では坂本龍馬が暗殺された年にイタリア王国の首相だったのが鉄の男爵と呼ばれたリカゾリ男爵だ。
そのバローネ・リカゾリは、現在の当主フランチェスカによるキャンティワイン品質の改善は著しい。
そして、キャンティワインの改革のその先の戦略として、スーパートスカーナと呼ばれる高級ワインを産出するボルゲリ地区にもこのバローネ・リカゾリが進出した。
ボルゲリならではの、カベルネやメルロなどのボルドースタイルのセパージュによるこのワインの出来はとてもセンセーショナルだ。

「男爵だかなんだか知らねーけどよ、なんだよ、ウメーじゃないか、コノヤロー」

コメント
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