6月に入り、平日の夜がとてもヒマなクアトロ。
特別な原因は思い浮かばない。
しいて挙げれば、クアトロの父が登場するケーブルテレビの放送があったためか。
そのヒマな平日の夜限定メニューが登場したクアトロ。
クアトロ幻のメニュー“カルツォーネ”である。
このクアトロのカルツォーネは手間がかかる。
ピッツァを折りたたんで焼くだけのようだが、具を作る工程と生地を作る工程がそれぞれに手間がかかる。
普通のピッツァの二倍以上の時間がかかる。
そのため。今まで封印されていたメニューだ。
しかし、これが旨い。
焼き上がった半月状のカルツオーネの中央にナイフを入れる。
すると、半熟タマゴがトローリと流れ出す。
続いてきのこなどの具が現れる。
生地と具を半熟タマゴのソースに絡めながら食べる。
きっと至福の時を味わうことだろう。
ただし、この美味しさは他人に教えてはならない。
あまり売れると、メニューから姿を消すかもしれない。
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