ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ワイン入門~その6

2018年01月30日 | ワインの話

ワインは好きなのだが、レストランでのワインのティスティングが堅苦しいと云う声が多い。
しかし、ワインのティスティングのこつを覚えるとこれが中々楽しい。
そこで、クアトロの父がそのこつを伝授しよう。
ワインのテイスティングのさまざまな所作を習得しても、一番困るのが「お味見をお願いします」と云われ感想を述べる時だ。
味見をして、気に入らなかったら交換してくれるのだろうか。
よく聞かれる質問だが、好みと違っていても交換はしない。
抜栓をする前に「こちらのワインでよろしかったですか」と云う一言で、もう契約が終了している。
それでは、ワインが傷んでいるかどうかをチェックすれば良いのだろうか。
もちろん、ワインが傷んでいれば交換してもらえるが、滅多にあることでもなく、ここにも伏線が張られていることがある。
ワインが傷む確率の高いのは古いワインなので、その古いワインを注文すると、すかさず「このワインはビンテージものなので、希に傷んでいることがありますが、それでも注文しますか」と云うような内容を恭しく説明してくる。
ここで、納得しないと抜栓しない。
「うむ、これは森の中を彷徨っていると、どこからかトリュフのよい香りがしてきて・・・」などと、述べられるものでもない。
それでは、何を述べればいいのだろうか。
つづく

ティスティングのこつ~その6
ワインのキャンセルは難しいと知るべし。

※今日のクアトロのおすすめ
新着サンダニエレ産生ハムに、白ワインを合わせてみよう。
森の中を彷徨っていると、どこからか果物の良い香りが訪れ、やがて薪が弾ける暖炉のある山小屋にたどり着く心地がするだろう。







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