スペイン料理にアヒージョなるものがある。
エビを使うのが一般的だが、ニンニクと唐辛子を効かしたたっぷりのオリーブで火を入れたもの。
その熱々のオリーブごとパンに付けて食べる。
このときに、「アヒージョ、アヒージョ」と云わなければならないとか。
そして、片手にはお好みのワイン。
このアヒージョはワインがいくらでも飲めてしまう。
この秋のワインバル・クアトロでもこのアヒージョが人気だ。
そして、サンマのアヒージョも登場した。
クアトロの厳選した新鮮なサンマのワタも入って、これが実に旨い。
秋のクアトロをじっくりと楽しもう。
いつのまにか、すっかり秋の気配。
涼しくなると食慾も戻り、冬にむけて栄養を蓄えなくてはと思うのは人間の摂理である。
そこで今日は、牛肉の煮込みなどはいかがだろう。
クアトロ秘伝のデミグラスソースで煮込んだ和牛の赤ワイン煮がおすすめだ。
そして、ワシントン州ダンディヒルズのピノ・ノアールでも合わせる。
秋のクアトロをじっくりと楽しもう。
フランスはボルドーのクラーブ。
高級ワインが生まれるクラーブ。
特にこのクラーブの白ワインは秀逸。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンはボルドーなではの白ワイン用品種。
このソーヴィニヨン・ブラン60%セミヨン40%のセパージュで作られた白ワインがクアトロに入荷。
この白ワインがとても華やかな印象の奥にエレガントを秘めた白ワイン。
クアトロの父は、このタイプの白ワインが好きだ。
秋の味覚と共に味わいたい白ワインである。
ハマグリで有名な桑名から、大粒のシジミが入荷した。
そこで今日は“シジミのアラビアータ”がおすすめだ。
このところの気候の変動で疲れた体を癒してくれるパスタだ。
アラビアータとは、アラビア風と云うことではなく、真っ赤になって怒る様子を云う。
赤ん坊もぐすると真っ赤になって泣くが、これもアラビアータである。
そこで、ピリ辛のトマトソースを食べて真っ赤になるパスタをアラビアータと呼ぶ。
シジミやのアラビアータはシジミとトマトの旨みと唐辛子の辛味が絶妙に絡んで美味しい。
この辛さにちょっと汗をかくのが疲労回復に良い。
今日は、このパスタでほっぺたを赤く染めてみよう。
秋分の日を迎え、急に秋らしくなった。
秋になると、不思議と赤ワインが飲みたくなる。
そこで、クアトロの父は本能の赴くままにカリフォルニア・ロダイ地区のマイケル・デヴィット・ワイナリーの赤ワインを仕入れた。
このマイケル・デヴィット・ワイナリーは、カリフォルニア・ロダイ地区のこだわりのワイナリー。
マイケルとデヴィットの兄弟で運営しているワイナリーだが、元々はナパのワイナリーの下請けだった。
彼らの作るブドウがナパでは、カルトワインになる。
そこで、自らもワインを造り始め、新たに認定されたアペラシオン・ロダイ地区の注目のワイナリーである。
このワイナリーのワインのボトルの裏には、“ロダイ・ルール・シール”なるものが付いている。
このロダイ・ルールとは環境保全型ワインの生産者を認定するもの。
ロダイ地区のブドウを100%使い、そのワイナリーで圧搾・生産することだけでなく、環境や地域社会への福利厚生に配慮したワイナリーを第三者機関が審査し認定したもの。
これからの、ワイン造りの手本となる作る手であろう。
このマイケル・デヴィット・ワイナリーの新作“インクブロット・カベルネ・フラン”を秋分の日に向けて仕入れたクアトロの父だ。
このワインのエチケットには、インクブロットのデザイン。
インクのシミが何に見えるかで心理テストをするもの。
さて、このワインの味わいにあなたは何が見えるのだろうか。
クアトロの父がテストしましょう。
ちなみに、クアトロの父には力強いタンニンと優しいまろやかな酸と心地よい余韻を感じた。
これは、夏に疲れた体と心を癒やされたいと云う気持ちをこのワインに移して見たのだろうか。