春になると登場するブルゴーニュの“サクラ”。
自然派のワイン造りで評価の高い“シュブロ”が造るロゼ・ワインの名前だ。
ブルゴーニュのピノ・ノアールをロゼに仕立てたもので、素晴らしい芳香とすっきりとした酸に豊かな果実味が特色。
この“サクラ”というロゼ・ワインは、日本の桜の開花時期に合わせて造られる。
日本の満開の桜を眺めながら飲んでもらいたいという趣向らしい。
このワイナリーには、日本人の若奥様がいる。
ワイナリーのオーナーが日本を訪れた時に、満開の桜に出会い、その神秘的な美しさにインスピレーションを得て作られたワイン。
日本人の桜を介して表現する自然への愛情と刹那さを見事に表現したワインである。
クアトロではグラスワインとサクラのスプリッツァーと云うワインカクテルにして今日から発売開始。
まずは、クアトロの入口に咲く春の花でも愛でながら、このワインをお楽しみください。
そして、桜が咲き誇る頃までの販売になります。
クアトロの看板メニュー“ペスカトーレ”。
そのパスタは、はじめは優しく魚貝とトマトの香りが鼻孔をくすぐる。
スパゲッティにトマトソースを絡め口に運ぶといきなりトマトソースのグルタミン酸と魚貝のイノシン酸が力強く完璧な二重奏を奏でる。
そして、魚貝たちのハーモニーが始まる。
アサリ、ムール貝、ハマグリは全体を包み込む豊潤な旨味。
子持ちヤリイカは力強く主張する。
有頭エビはこの作品に重要なアクセントを与える。
ホタテ、白身魚とカンタービレ。
アンチョビやオリーブ、ケッパーなどが脇を固め、トマトソースとオリーブオイルに白ワインがそれぞれの個性を一体化させる。
クアトロ11周年バージョンのペスカトーレがいよいよ明日幕を開ける。
11周年のクアトロ、その間のロングセラー・パスタのひとつが「トマトとチーズのスパゲッティ」
このパスタは、トマトとモッツァレラとバジルを使ったシンプルなスパゲッティ。
しかし、その味わいは奥が深い。
そのひとつのポイントは、トマトをたっぷり使っているところ。
トマトの旨味成分グルタミン酸が他の食材の旨みと融合して、相乗効果の旨みを発揮する。
また、トマトの持つ栄養価も高く評価されている。
トマトの赤い色素リコピンの効能は特に注目されている。
リコピンは抗酸化作用が非常に強い。
抗酸化作用とは体のサビを防ぐことである。
体がサビてくると動脈硬化やガンを引き起こすという。
また、リコピンは花粉症にも効果があるという。
そして、このパスタの美味しさのポイントには、モッツァレラにもある。
モッツァレラは、南イタリア・ナポリ近郊の特産のチーズだ。
モッツァレラはチーズに熱湯をかけてお餅のように練って作る。
練った後にちぎって丸めるが、ちぎるという言葉がモッツァレラの語源とか。
日本のお豆腐のようなもので、庶民の食べ物だったものが、ピッツァの普及とともに、有名になったようだ。
栄養価についても、タンパク質やアミノ酸、ビタミンも豊富で敢えて語るまでもない。
ぜひ成長期の子供に食べさせたい食品だ。
美味しいだけではない「トマトとチーズのスパゲッティ」。
ただし薬ではないので、このパスタを食べればすぐに病気が治ったり、健康増進になるというものではありません。
ただ、美味しくて栄養のある食事があなたの体質改善に繋がるかもしれません。
そのきっかけになりそうなパスタなのであります。