想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

スネ齧り虫vsふつうの人生

2008-10-10 11:46:22 | Weblog
    ~オトナは真剣な話? おいらは関係ねえ、大あくびの親分~

    昨日のつづき――
    元スネ齧り虫としては、さまざまな発見がある。
    いまだからわかるけど
    スネ=ふつう(ベーシックともいう)じゃない?
    なのに、齧り虫にとって普通は天敵らしい。
    なぜなら普通を平凡だと思う、それに平凡とか地味とかいう言葉
    が嫌いなんだね、この虫は。
    真逆なんだなあ。
    リアルが見えていない妄想の世界にいるよ。

    人生はふつうの連続なのだ。
    暮らしなんて言葉がダサイと感じているなら、旅でもいいが
    旅にも暮らしはつきまとうのさ。いい旅ほどそういうものさ。

    「歴史のない風景は美しくない」そうだよ。(白洲正子)
    歴史は暮らしの積み重ねなんだかんね。




    齧り虫の特徴は、自分の大きさがわからない。
    まあ、わからんでもいいのよ、大きくはないからね。
    そして小さくもないのよ、だから測らなくてよろしいんである。
    むやみに測って比べたがる、そして内心悲観するなんてバカらしい。

    特徴その2、いつか、とか、そのうち、とか未来予想をするね。
    齧り虫ちゃん、聞いているかい、君の未来は今の続きにある。
    ってことは齧ってる今の先は今と同じ。
    「いや、そうじゃなくて未来はだんだん変わっていくから未来だ」
    そう思いたいんだろうけど、じゃあなぜ変わるの? どうやって?

    その未来って、天から降ってくるのか?
    風に乗ってくるのか?
    君の将来ってやつは、どこから誰かが持ってくるのか?

    空を見上げ、念じても何も変わらない。
    思ってばかりじゃね。    
    
    普通同盟のやまざるさんみたいに、
    自分の手で触って作り出していく、身体を使う、これが基本。

    元臑齧り虫のうさこはエンジン始動後は、身体を酷使してきた。
    考えついたことはすぐにやる、これは焦りとはちょっと違う。
    もちろん失敗が多くなるが、やらないよりやったほうがよかった。

    収入が増え遊ぶ時間もぼんやり(得意)する時間もない日々。
    カレンダーの赤も黒も関係なくなって、アフターファイブなんてのも
    無縁である(あれは商業用語なのさ)。午前様は日常で鉄也いや
    徹夜はお友達。
    楽なことはないが、楽を求めたりしないで、工夫をする。
    それがけっきょく楽しくてハマっていくんだね。

    工夫して作り出していく、それを豊かな人生というのではないだろうか。
    この豊かさは金では買えないのだよ。
    お金はあとからついてくるもの、そしてまた出て行くもの。

    独立するのも勤めるのも、問題は何をどうやっているかだ。
    勤め人で工夫する人はMBOへ突き進む方法をどこかで考えるだろう。
    でっかく仕上げたところで買い取る、社長になるのが目的なわけじゃない、勝負さ。
    ノーベル賞が話題だけど、基礎研究だから目先のことだけ求めたら
    やれないし、忘れかけた頃に評価されるのって、本当に名誉だ。

    齧り虫ちゃん、きっといつか君にもわかるよ、
    地味のよさが、コツコツがすごいってことが。
    そして自分の臑を見るようになる。
    自分の臑がいとおしくなるさ。

    

        あくびしてる親分とともに、めざせ豊作人生! 
コメント (1)
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