「秋の空」 という題。
検索ちゃんですごい数をはじき出しそうな…
親分の瞳の先には、空ではなくおっかあである。
八木重吉の詩のことばには、むずかしい語彙はひとつもない。
だれでもふつうに使う、台所や茶の間や寝床にころがる
ことばである。なのに色も染めていない真新しい生地の
ような、そして水をくぐっていない硬いひらがなである。
秋が呼ぶようなきがする
そのはげしさに耐えがたい日もある
空よ
そこのとこへ心をあずかってくれないか
しばらくそのみどりのなかへやすませてくれないか
(「秋の空」 詩:八木重吉)
世間に疲れやすいので、重吉さんには昔からお世話に
なっています。重吉さんが病の日に紡ぎだした言葉に
五体満足至極元気なわたくしが励まされなぐさめられ
いのちを繋いでいるというのは、申し訳ない気がします。
ほんとうにすまないことです。
検索ちゃんですごい数をはじき出しそうな…
親分の瞳の先には、空ではなくおっかあである。
八木重吉の詩のことばには、むずかしい語彙はひとつもない。
だれでもふつうに使う、台所や茶の間や寝床にころがる
ことばである。なのに色も染めていない真新しい生地の
ような、そして水をくぐっていない硬いひらがなである。
秋が呼ぶようなきがする
そのはげしさに耐えがたい日もある
空よ
そこのとこへ心をあずかってくれないか
しばらくそのみどりのなかへやすませてくれないか
(「秋の空」 詩:八木重吉)
世間に疲れやすいので、重吉さんには昔からお世話に
なっています。重吉さんが病の日に紡ぎだした言葉に
五体満足至極元気なわたくしが励まされなぐさめられ
いのちを繋いでいるというのは、申し訳ない気がします。
ほんとうにすまないことです。