下諏訪町の湖岸沿いに在る考古館前に
その昔、諏訪湖の漁法であった四手網が設置されていると
教えて頂いたので出かけてみました。
四手網漁は四角い網を湖の底に沈めて
魚が網に入った頃を見計らって、てこの原理を使って引き上げる漁です。
黄ショウブが咲く湖岸には、教えて頂いた通り
昔ながらの四手網が設置されて居ました。
諏訪湖と共に暮らしてきた人々の様子を伝える考古館が
伝統的な漁法を紹介する「修景」事業として、
2015年度から毎年夏場に設置しているそうです。
11月頃まで設置され、夏休みには
中学生の四手網漁の自習体験も予定されているとの事でした。
網に入るのは鮒や手長エビ・ナマズ等だそうです。
偶然ですがトンビがてこの頂上に留まりました。
網に魚は入って居ませんので
近くの浅瀬の魚を狙って飛来したのでしょう。
人の気配を感じ、飛び去っていきました。
上諏訪側の遊歩道にはこの四手網漁のモニュメントが設置されています。
渦型は水を表現しています。
今は殆ど見かけなくなったドロブネです。
木造ではありませんが、少し小型のドロブネが放置されたままになって居ました。
生花のオブジェの様でした。