ヤグルマギクはこの時期、何処ででも見かける花ですが
エジプトの王・ツタンカーメンのお妃・アンケセナ―メンが
王の死に悲しみにくれて、青いヤグルマギクをブーケにして
王の棺の上に飾った。
と言う何ともロマンチックな説話が日本のエジプト考古学第一人者である
吉村作治博士によって発表され、一時期、世を騒がせ感動しました。
特に古代から青い色のヤグルマギクには
魔よけや清浄の意味が込められていると聞くにつけ、
平凡な何処にでも咲いて居るヤグルマギクの花が
神々しく見えたものでした。
実際に棺を発掘した際にはドライフラワー状になったヤグルマギクが見つかったそうですが
後に、ヤグルマギクばかりでは無く、数種の植物が
首飾りの様に花輪状で飾られていたと訂正されました。
しかし、ヤグルマギクは3300年の時を超えて
今でも身近で咲き続けていると言う事実には古代のロマンを感じます。
ちなみにヤグルマギクと一緒に棺に入れられていたと伝えられている植物は
★スイレンの葉
★柳の葉
★オリーブの葉
★野生のセロリ
だそうです。
実際にドライフラワー状で見つかった植物はカイロ考古学博物館で見られるそうです。
ネットよりお借りしました。