aspettare

イタリア語で 待つ、、、
どうってことないけど発音が好き、、、

これからのこと

2019-08-27 12:28:47 | つぶやき

山を眺めることが大好きで、八ヶ岳に登りたくて始めた修行も終わりを告げました

ま、最後は消化不良でしたけどね
 
修行を始めた頃は山の名前も場所も殆ど知らなかった私。
始めたばかりの頃、職場の人から
「〇〇岳も登りますか?」と言われ、
「〇〇岳って何処?」
と初めて聞いた名前に、ボケてた私。
「有名ですよ〜。」と。
「え〜、行かないよ〜。」と、知らない怖い山は登れません
 
半年経って、初めての山小屋泊体験の時、添乗員さんからその山の話をずーっと聞いていて。
ずーっと心の片隅にあって。
 
修行の夏の山行が中止になった頃、テレビで偶然特集を観て「いいな〜、、、」と惹かれて、、、
修行でご一緒した方は「そんな所行けない〜と観てた」と、、、。
 
その後、行きませんか〜ばりに、ドーンとその名前が出ていた時は迷いました。
行きたいな〜って。
でもたった一年の初心者。
もう一年は頑張らないと、と。
その山を目標に頑張ろうと。
今の年齢だからしか行けない山は行っておきたいってね。
もっと高齢になって行ける山は後回しで、、、。
 
今まで出会った方達とはもう会えなくなると思いますが、いつ死んでもいいようにやりたいことはやっておこうと。
そしてまた楽しい出会いがあるかもですからね。
 
これからは我慢の修行山行ではなく、自分の好きな山に登りに行きたいと思います。
そして、少し個人山行も今までよりセーブして、以前の様におうちでパンやスイーツを作っていきたいし、、、。
本だけあって、チョコ系を作ることがなかったから(愛犬が食べられないから作らなかった)チョコ系のスイーツにも挑戦したい
作るのも大好きだからね
 
素晴らしい景色を見て感動して、沢山の出会いをして、美味しい物を手作りして食べて、平凡だけどそれが幸せ〜っていう生活を送って行きたいです
 
あ、山ご飯にも挑戦したいな〜。
 
 

寄り添うこと、、、

2019-08-27 09:24:09 | つぶやき
その人は私の母親位の年代。
初めて会った時から難しい人で、トラブル続きの人だった。
結局皆には好かれることは無く、、、。

でもね、寂しがり屋の人だったんです。
だから人と接したいが為の難癖屋さん。

私も彼女のトラブルとは色々と付き合いました。
時には叱責したり、でも望む事は出来るだけ叶えてあげようと。
愚痴も多い人でしたが、出来る限り聞いて、勇気付けてあげて。
皆は「そんなにやってやらなくても良いよ。 ただの我儘なんだから。」と。
誰も相手にしなくって、最後は何かあると真っ先に私の所へ「aspettareさん。」と来ていました。

そんな彼女とも別れる時が来て。
色々あった人だからと挨拶に言ったら、
涙ぐみながら、「あんたは厳しかったけど、一番思っていてくれた。 良い人はみんな居なくなってしまう。」と。

人からみたら偽善者と思われるかもしれませんが、子供の頃から私が一番大切にしている事は寄り添うこと。
気の利いた言葉など浮かびません。
励ます事も出来ません。
でも、黙って寄り添って、自分が良く思われるんじゃなくて、その人が一番良い事は何かって考えます。
そう思うと、黙って傍に居てあげること、、、。
傍に居てあげられない時は只々願って想うこと、、、。
不器用な私が出来ること、、、。
そして必要な事があってそれを私がしてあげられるならしてあげたいってね。

彼女の最期の日が近づいています。
噂では良くないと聞いていました。
「もう長くは無いよ、会ってあげて。」
涙ぐんでた彼女を見たのが最後でした。
彼女だとは分からないくらい変わり果てた姿でした。

「分かる? aspettareさんだよ。 会いに来たよ。」

目は宙を見ています。
でも声は聞こえていると思います。
呼吸が深くなりました。
きっと私の声が聞こえていたと思います。

「久しぶりだね。」

もう言葉が出ませんでした。
「頑張って。」なんて事も言えません。
涙だけが出そうになりました。
堪えて、、、。
ただ、時間が許される迄手を握っていました。
浮腫でブヨブヨになってしまった手。
寄り添うことしか出来なかったけど、彼女の人生の少しだけ関わった間、寂しく思われなかったら良かったかな、、、。
なんて独りよがりの気持ちですけど、無力な自分が情けないな〜と思う日でもありました。

本当の優しい人と言うのは、強い人でもあるとずっと思っています。
私も強い人でありたい、、、。