りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

計算ドリル。

2008-09-18 | Weblog
夕べ見た夢の話。。。。

以前勤めていた会社に、僕はまだ勤めていた。
従業員200人の広告会社。その本社勤務。配属はもちろん、制作部デザイン課。
しかし、ある日突然、僕に人事異動の辞令が下った。


「りきる、制作部デザイン課から業務部経理課に転属を命ずる」


15年間、一貫としてデザイン畑で働いてきた僕は、その辞令が掲示された
社員専用のサロンの掲示板の前で、呆然と立ち尽くすだけだった。
そんな僕に、何人かの同僚が肩を軽く叩きながら通り過ぎて行く。
それぞれ勝手なこと口にしながら。
「がんばれよ」
「業務部っつったら、女だらけじゃん、いいよなぁ」
「むふふふふ・・・・(悪意の満ちた含み笑い)」

翌日早々から、僕は経理課の社員として働くことになった。
昨日までデザイナーだった僕は、それまで出勤する際の服装なんて
あまり気にかけなかったが、今日は入社以来、初めてネクタイを締めて出社した。
朝、ネクタイを上手く締められない鏡の中の自分に苛立った。

もっと苛立ったのは、仕事の内容だった。
意味が、分からないのだ。
帳簿?粗利?仕入れ伝票?対前年比?収入印紙?顧客管理名簿????

「領収書」という言葉以外は、まったく理解できなかった。

僕はデスクの上でひたすらボーーーーーーっとしているだけだった。
当然ながら、そんな僕に経理課長からカミナリが落ちた。

「おいっ、お前何やってるんだっ、働かんかっ

働けって言われても・・・
結局、僕はデスクに座ったまま、終業時間を迎えた。

翌朝、僕は経理課長に呼ばれて、一冊の冊子を投げつけるように渡された。
表紙につがいのカナリヤが載っていた。見覚えがある。
それは、計算ドリルだった。
小学生の頃、算数で使っていたドリルだ。

「それで、一からやり直せ」

経理課長は僕と目を合わせないまま、そう言った
デスクも、みんなから離されて、経理課の最奥部の書類棚と壁の隙間の
僅かなスペースに強引に押し込まれていた。

僕は隔離されたそのデスクに座り、計算ドリルのページをめくり、
計算をはじめた。
2ページ、3ページと書き進んで行くうちに、涙腺が緩みはじめた
“俺は・・・何やってるんだろう・・・”

唯一の希望は、デザイン課から経理課に移る時、段ボール箱に荷物をまとめていた
僕の背後で、デザイン課長が僕に言ったひと言だった。
「社長に直接会って、またお前を必ずデザインに戻してもらうから。だから少し間
だけ我慢しておいてくれ」

その言葉を思い出した僕は、涙が止まらなくなっていた。
ポロポロと涙が両目からこぼれ落ち、6ページまで進んでいた計算ドリルの紙面を
僕の涙が濡らした。。。。。。。




・・・・そこで、目が覚めた。
夢だった。すべて、夢だった。

“よかった~~~

安心した。僕は心の底から、安心した。(いや、ホントに

あまりにも安心したので、いつになく僕は威勢よく布団から飛び起きた。
飛び起きて、ふと、下半身を見た。
シャツとパンツだけで寝ていた僕のパンツの中から、僕の“ドリル”も、
威勢よく飛び出していた



・・・・みんな、僕は元気だ(笑)
ちなみに、明日で39歳だ(爆)
コメント (2)
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