りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

土佐の石。

2014-05-23 | Weblog
今月初めに行った、日帰り高知旅行。

個人的に印象に残ったのは、やっぱり海だった。



島や岬に囲まれた瀬戸内海で暮らす人間にしてみれば、やっぱり水平線の見える海というのは新鮮で、
眺めているだけで気持ちが洗われるような気がする。
上の写真は、景勝・桂浜のはるか東の海岸。
観光地でもなんでもない場所だからか、人は誰もいなかった。
そんな海岸にクルマを停めて、しばらくワタシは海を眺め、子どもたちは瀬戸内海とは明らかに違う
男性的な波が打ち寄せる波打ち際で遊んでいた。



海岸を見ていて、ふと、思った。

砂浜が、瀬戸内海とは違うのだ。
瀬戸内や中国地方を形成する地質はその大半が花崗岩なので、風雨に脆くて、砕けた岩は細かな粒子のようになる。
だから瀬戸内海の海岸を覆う砂は、薄い肌色のような細やかな砂なのだけど、土佐湾の海岸は、全くと言っていいほど砂がない。
その代わりに海岸を覆っていたのは、手の平に収まるくらいの大きさの丸い褐色の石ばかりだったのだ。
おそらく地質学的なことが要因なのだろうけど、そんな石が広がる海岸を見ていると、まるどこかの河の中流あたりの河岸で
遊んでいるような錯覚をしてしまいそうだった。
この手の分野に精通している人にすれば、別に珍しいことでも何でもないのかもしれないが、子どもの頃から理科が大の苦手だった
ワタシは、足下に転がる数個の石を手にすると、高知旅行のささやかな記念として持ち帰った。

先日。

仕事から帰宅してリビングに入ると、テーブルの上に土佐湾で拾ったその石達が置いてあった。





・・・・間違いなく、娘の仕業だ(笑)
コメント
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