林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 8

2009-10-02 | 鉄道・旅行
8.函館本線完乗と小樽の集中豪雨-3日目

3日目の朝も4:45a.m.に起床し、朝一で天然温泉大浴場「旅人の湯」に入る。
13階の展望浴場から函館駅のロータリーを見下ろすと、
人々が傘を差して歩いているのが見える。
雨は見えないが、外にではもう雨が降っているのだろう。
旅行前はずっと晴れになっていたのだが、北海道に入ってから13日が雨の予報になった。
予定ではチェックアウトの前に、
出発時間ぎりぎりまで函館市電の定点取材をすることになっていたけれど、
雨の中での取材はきついし、昨日ほとんど車両取材も出来ているので、
朝の札幌市電の取材は中止にすることにした。
これなら朝一で風呂に入る必要もなかったな・・・。
風呂から上がってゆっくりクールダウンし、
6:45a.m.から無料のバイキングの朝食を喰う。
スクランブルエッグ、ベーコン、ウインナー、スパゲティ、パンプキンコロッケ、
イカリング、梅干し、シーフードカレー、コーンサラダ、味噌汁、ご飯、コーヒー。
今日は函館本線の完乗を目指し、長万部から倶知安経由で小樽まで行く。
09:30の函館始発の「北斗5号」に乗ることになっているが、
指定席券を用意しているためにそんなに早く駅に行く必要もないため、
9:00a.m.過ぎまで部屋でまったりする。
シンケンジャーと仮面ライダーダブルを観る。
日曜日のこの時間に起きて部屋にいることなど、旅行で宿泊する時くらいしかない。
子供の頃に見ていた“ゴレンジャー”や“仮面ライダー”が、
この時代になってもまだ続いているのは嬉しい限りだ。
ただ、今の時代はCGを駆使して当時とは比べものにならないクオリティーである。
当時は怪人の大きな目に調理用具のザルを使ってたり、
爆破シーンも火薬を使ったりと手作り感があったのだけれど、
今はほとんどがCGで画像的にはクオリティーが高いが、
アイディアで見せるという努力がその分少なくなったような気がする。
それも時代の趨勢ということなのだろうか・・・。
そんなことを思いながらホテルグランティア函館駅前をチェックアウトする。
JR函館駅まで行くが、この時はほとんど雨は感じられなかった。
「北斗5号」はキハ183系が充当されていた。



国鉄時代の特急形気動車だが、まだまだ現役として残っている。
函館から1時間19分で長万部に到着する。
長万部といえば由利徹先生の「おしゃまんべ!」というギャグを思い出すが、
駅前は由利徹の銅像が建っているわけではなく、普通の田舎の駅前という感じだった。
北海道新幹線が札幌まで延伸する時には、ここにも駅が出来る予定で、
駅前には「長万部駅『駅部調査』決定!」と看板が立てられている。
「北斗5号」に乗っている間はほとんど雨は降っていなかったが、
長万部駅に降り立った時から雨が降り出した。
駅取材は雨の中になってしまった。
ここから小樽行きの函館本線に乗り換えるのだが、
乗り換え時間が1時間半もあり、雨も降っているし荷物もあるために近隣を歩くことも出来ない。
仕方が無くベンチに座って持参した文庫本を飲みながら時間を潰す。
函館から続く函館本線はここで逆方向に線路が延びている。
札幌まで直通する列車はここから室蘭本線に入る。
しかし線路は繋がっていて直通できるようになっていて、むしろ函館本線の方が逆方向になる。
長万部から小樽までは特急の直通や快速の設定はなく、普通列車のみである。
臨時で運転されるSLニセコ号が唯一の優等列車となる。
ここからキハ150形に乗り換えて小樽を目指す。
長万部駅に到着した時は雨が降っていたが、小樽に向けて出発する時には青空が見えていた。
しかし倶知安に到着する頃には再び雨が降り出し、
14分の停車時間で駅取材を仕様と思った時には結構な降りになってしまった。



ここから小樽に向かう途中、銀山で7分、蘭島で6分の停車時間があったが、
とても駅取材できる状況ではなかった。
しかも小樽に近づくにつけて空は黒くなり、15:29に小樽に到着した時には土砂降りの雨になっていた。
まるで滝壺の中にいるような激しい雨で、
屋根のあるホームに降りたが、それでもビショビショになってしまうほどだった。
予定では15:41始発の区間快速に乗り換えるつもりでいたが、
とてもホームで待っていられる状況ではない。
電化されたホームに停まって接続を待っていた15:34の快速エアポートに飛び乗り、札幌を目指す。
函館本線は五稜郭から小樽までは非電化区間だが、
ここから先は電化されていて、札幌駅を中心に旭川までは電車が走っている。
交流電化されているため、国鉄時代から711系近郊形交流電車が投入されていたが、
JR北海道になってその後続である721系交流電車が誕生し、快速エアポートなどに投入されている。
721系は転換クロスシート車だが、乗降の利便性も考慮して3扉車である。
しかし寒冷地ということでデッキが着いているため、
車端はもちろんのこと、中間の扉にもデッキが設置されているため、
結果的に1両に2部屋があるような車両になっている。
予定ではこの先も札幌近郊で駅取材を行うつもりでいたが、
雨に濡れて気力もそげてしまったため、少し早めにルートイン札幌駅前北口にチェックインする。
コンフォートルームは最上階にあるが、窓の外はビルで眺望が期待できるわけではない。
それでも落ち着いた雰囲気で備品なども特別なものがあり、居心地は良さそうだ。
函館でもそうだったが、キャンペーン中でネット申込者にはミネラルウォーターのペットボトルがプレゼントされる。
今回は4泊だったため、カウンターでいきなり500mlのペットボトルを4本も渡される。
さすがに持てないので袋を貰って部屋に行った。
ここでルートインホテルズの会員登録もする。
部屋で少し休んでからホテルを出る。
既に雨は小降りになっていたが、写真を撮る気力はなく、
また今回は昼食も抜きになってしまったため、エスタという駅に近接した複合商業施設に行き、
「リトルスプーン」で鳥唐揚げカレーM580円を喰う。
このあと同じビルの中に入っているビックカメラに行き、コンパクトデジカメを購入する。
今回は急遽購入することになったために事前に下調べが出来ず、
そのため条件として手ぶれ補正機能と動画撮影機能のある機種で一番安いものと決めて探す。
幾つかのメーカーがあったが、操作のしやすさからキヤノンIXY Digital 110ISを購入する。
価格は19,800円で在庫のあるブルーを購入した。
いままでキヤノンを使っていたため、同じメーカーの方が使い方を分かっている分だけ使いやすい。
機種が変わっても同じメーカーなら基本的操作方法は同じである。
昼食が5:00p.m.近い時間になってしまったため、夕食で店に入る気にはなれず、
札幌駅コンコースの立ち売りで「やまべ鮭寿司」700円を購入し、
ビールなどを買ってホテルでつまみながら飲む。
写真撮影ということではほとんど仕事にはならなかったが、
それても雨に打たれて体力を消耗し、飲みながら凄く眠くなってしまい、10:00a.m.過ぎには寝てしまう。

 ※この文章はgooブログ「林檎乃『とほほ・・・。』ブログ」と
  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
  ご了承下さい。
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