林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて12

2009-10-07 | 鉄道・旅行
12.雨の岩見沢と再びの「北斗星」

結局札沼線では昼食を喰えなかったため、
札幌に戻って17分で「スーパーカムイ33号」に乗り換えたが、
その間にホームの立ち売りで駅弁「石狩鮭めし」1,000円を購入し、
岩見沢に向かうまでの車中で喰う。
「スーパーカムイ33号」は15:30に札幌を出て、23分で岩見沢に到着する。
岩見沢は今まで北海道には何度も来ていて、
車中から何度も馬のオブジェを見ていて、何時かは駅取材をしたいと思っていたのだ。
ホームに見えていたのは「農業用馬 木彫」というもので、
馬の木彫と馬橇一式は岩見沢市が、馬具装具一式は北海道ばんえい競馬馬主会会長の提供である。



札沼線の帰りには雨に降られたものの、
北海道医療大学では小降りになっていたが、
駅取材をしている時に再び雨が強くなってきた。
1番線ホームで室蘭本線苫小牧行きを待っている時にはいっそう激しくなって、
集中豪雨の中で列車を待たなければならなかった。
札幌から旭川までは電化されていて、711系が停車していたりもしたが、
室蘭本線岩見沢-苫小牧は非電化区間のため、
キハ40系列が充当されていた。
ちょうど高校生の下校時間ということもあって、2両編成で車内は高校生ばかりだ。
ここから苫小牧まで1時間25分の旅となる。
室蘭本線は長万部から岩見沢までの211.0kmの路線に東室蘭から分岐して室蘭に至る7.0kmの支線からなる。
路線名を冠した駅が支線にあるのも変な話だが、
これは東室蘭がもともと室蘭を名乗っていたことに由来する。
また本線東室蘭から沼ノ端までと支線は電化されているが、
その前後の長万部から東室蘭、沼ノ端から岩見沢までは電化されていない。
札幌から室蘭までを繋ぐ特急「すずらん」は千歳線経由で苫小牧に至り、東室蘭から支線に入って室蘭に行く。
全区間が電化区間を走るため、電車車両が充当されている。
非電化区間が多い北海道内の特急では、札幌と旭川を結ぶ「スーパーカムイ」と並んで、
数少ない特急形電車の活躍区間である。
本州連絡の789系「スーパー白鳥」の改良型である789系1000番台が札幌-旭川に投入され、
愛称名が「スーパーカムイ」に統一されると余剰の785系が「すずらん」に充当されるようになり、
それまでの国鉄時代に誕生した781系が淘汰された。
室蘭本線は長万部から沼ノ端までは函館と札幌を結ぶ幹線となっているが、
沼ノ端から岩見沢までは特急の走らない地方路線となっている。
今回はこの区間を沼ノ端のひとつ先の苫小牧まで行き、これで室蘭本線の完乗が完了する。
追分では石勝線と平行交差し、特急の姿を見かけたが、
そこから先はまた無人駅の多い地方路線の様相を呈する。
17:54に終点の苫小牧に到着する。
苫小牧に到着して気がついたのだけれど、隣には昨日乗った日高本線の上り列車が同じ時間に到着する。
昨日は気にしていなかったが、考えてみれば同じ「北斗15号」で札幌に戻る予定なので、
ほぼ同じ時間に到着するのは当たり前だ。
とういことは、昨日と同じ「北斗星」と接続することになる。
そこで今日は隣のホームでこの「北斗星」を取材することにした。
しかし実際は逆光だったため、ほとんど車体を取材することが出来なかった。



ここから昨日と同じ「北斗15号」で札幌に戻る。
考えてみれば指定席、自由席を含めて札幌-函館間の特急には何度も乗っているが、
全て国鉄時代に造られたキハ183系「北斗」で、
キハ281系、キハ283系充当の「スーパー北斗」には一度も乗っていない。
札幌に戻り、エスタ内の「札幌ラーメン共和国」に行き、
札幌ラーメン専門店の「けやき」で味噌ラーメン850円喰う。
ビールなどを買ってホテルに戻り、ゆっくり飲む。

 ※この文章はgooブログ「林檎乃『とほほ・・・。』ブログ」と
  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
  ご了承下さい。
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