2.万葉線の設立と軌道線未乗車区間
万葉線は北陸本線高岡駅から越ノ潟までを結ぶ12.8kmの路線で、
そのうち10kmは単線区間である。
その路線は高岡軌道線と新湊港線(鉄道線)とに分かれる。
高岡軌道線は1948年から富山地方鉄道によって作られ、
1959年に加越能鉄道に譲渡された。
新湊港線は1922年の射水電気軌道に始まり、
1943年施行の「陸上交通事業調整法」で富山電気鉄道に譲渡され、
1966年に富山新港建設によって分断されて、
高岡側が加越能鉄道に譲渡された。
加越能鉄道の鉄道事業撤退から廃線の危機にあったが、
高岡市や新湊市が中心となって、
第三セクターの万葉線株式会社が設立され、
2002年2月に再出発した。
2011年8月28日にJR高岡駅が橋上駅舎化され、
それに伴い2014年3月29日に駅ビルが完成、
万葉線高岡駅が北口ロータリーから駅舎内に移動、
そのため営業距離が0.1km延長された。
この延伸により万葉線完乗がたった0.1kmだが未乗車区間が出来てしまった。
この区間の乗り潰しのため、高岡まで行って末広町まで乗車し、
帰りは徒歩で戻ろうかと思ったが、
移転に伴い高岡駅前電停が高岡駅電停に名称変更され、
更に本丸会館前電停がを急患医療センター前電停に改称された。
2016年10月11日には射水市役所の新庁舎完成により新湊庁舎が廃止、
そのため射水市新湊庁舎前駅を西新湊駅に改称している。
そこで乗り潰しの他にこの3つの電停の乗り潰し、
またドラえもん装飾を施したドラえもん電停となった、
志貴野中学校前(高岡市役所前)も取材対象に加え、
4つの電停を取材したい。
またアイトラムも未取材車両があるし、
ドラえもんのラッピングが施された、“ドラえもんトラム”も取材したい。
そこでこれらの取材のために1日乗車券を利用してゆっくりと取材するのもいい。
富山地方鉄道の取材と絡め、1泊2日の旅を計画してみる。