18.富山港線取材-東岩瀬とインテック本社前
粟島(大阪屋ショップ前)から再び下りに乗って、
終点の2つ手前の東岩瀬に行く。
富山港線は富岩鉄道によって1924年7月23日に、
富山口(現・廃止)から岩瀬港(現・岩瀬浜)までの区間が敷設、
1928年には富山口から富山まで延伸され全通した。
部分開業の時にはここには駅が無かったが、
岩瀬港(現・岩瀬浜)に不便を感じていた旅客からの要望で、
部分開業より2ヶ月後の1924年9月20日に、
「越中岩瀬」の駅名で開業した。
東岩瀬はJR時代の駅舎がそのまま保存され、
休憩室として利用可能になっている。
またJRのホームも一部残されていて、
JR富山港線時代の面影を唯一感じることができる。
駅の横に設置された看板には以下のように書かれている。
東岩瀬駅
旧富山港線時代から唯一残る駅舎。
富岩鉄道の駅として開業した当時からの駅舎は
富山ライトレールへの運行移管後も保存されており、
2007年に改修され休憩施設として利用されている。
旧ホームは、旧駅舎に差し掛かっている区間が保存されている。
東岩瀬駅の歩み
1924年(大正13年)富岩鉄道の越中岩瀬駅として開業。
1941年(昭和16年)富岩鉄道の富山電気鉄道への路線譲渡(富岩線)
1943年(昭和18年)国有化により、国鉄富山港線の駅となる。
1950年(昭和25年)東岩瀬駅に改称。同時に、北陸本線東岩瀬駅が東富山駅に改称。
1987年(昭和62年)国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
2006年(平成18年)3月1日廃止。
4月29日富山ライトレールの駅として再開業
国鉄、JR西日本の普通鉄道時代は単式1面1線構造だったが、
富山ライトレール転換の時に2面1線の千鳥配置に変更された。
1番線岩瀬浜方面は踏切を挟んだ反対側にあるが、
2番線は富山駅旧駅舎の反対側にある。
旧駅舎のホームには柵が設置されているが、
2番線ホームからは旧駅舎がよく見える。
このあと上り富山駅方面に乗り込み、最後に残ったインテック本社前に行く。
東岩瀬からインテック本社前までは21分の乗車時間で、
東岩瀬はまではまだ自然光で十分写真が撮れたが、
インテック本社前に到着した時には16:24で、既に日が暮れかけていた。
自然光撮影には限界ではあったが、これで富山港線の再取材は完了した。
空には上昇する光が見えた。
飛行機にしては角度が急すぎる。
もしかしたらロケットかミサイルなのかもしれない。(嘘!)