6.「のぞみ1号」の旅と車内での計画変更
駅弁を購入して停車していた「のぞみ1号」に乗り込む。
今回は乗車時間が2時間8分のため普通席を予約した。
指定席は6号車2番E席である。
今回の「のぞみ1号」もN700Sが充当されていた。
N700SはN700系の後継車両で、
その前に登場したN700Aは使用機器の変更など、
いわばマイナーチェンジだったが、
今回のN700Sは車両のデザインから変更された、
いわばフルモデルチェンジである。
ただ、国鉄時代から使っていた新幹線を3桁の数字で表す方式は、
既に800系が九州新幹線で使われており、
700系の後継車両をN700系にしたが、
次がないのでN700Sと結局“700”に固執した名前になった。
N700Sの“S”は“Supreme”の略で、“最高”を意味する。
JR東海のホームページによると、運行開始は2020年7月からで、
「安全性、安定性、快適性、環境性能などすべての面で最高の性能を備えた車両」とのこと。
また「高速鉄道で世界初となるバッテリ自走システムを搭載」しており、
停電時に駅間で停車し、乗客が何時間も通電してない車内に取り残される事態を避けるため、
搭載バッテリで自走して近くの駅まで行くことが出来る。
新横浜に着く頃には駅弁を食べ終え、車内でまったりする。
横浜の街を出ると車窓には緑が広がってくる。
車内でスマホから京都、大阪、神戸、姫路の天気をチェックする。
京都は午前中の降水確率が90%で、絶望的であった。
大阪、神戸は午前中は“雨マーク”だったが、
午後からは“曇りマーク”になっていた。
姫路も午前中に“雨マーク”が残っていたが、
今回の予定外である岡山を見てみると“雨マーク”はなかった。
本来の予定では今日は京都から大阪、明日は大阪から姫路と、
各駅の取材をすることになっていたが、
予定を変更せざるを得ない。
先ずは京都から姫路まで行き、
天気を見ながら取材出来そうだったからここからスタート、
無理そうであったら予定を大幅に変更して、
今日は岡山から姫路までの取材に変更してもいい。
いろいろと考えを巡らせていると、
「のぞみ1号」は定刻通り、08:08に京都駅に到着した。
京都で下車して見ると空は曇っていたが、
まだ雨の降る気配はなかった。
そこでここから直ぐに姫路に行くのではなく、
先ずは予定通り、山陰本線に乗り換え、
2019年3月に新規開業した梅小路京都西の取材を決行しよう。
※参考/JR東海 https://jr-central.co.jp/
※参考/日本気象協会 tenki.jp https://tenki.jp/