10.東海道本線各駅下車の旅-摩耶と六甲道
灘では本降りの雨になってしまったが、
取り敢えずそのまま隣の摩耶に行ってみることにした。
天候は不安定で、摩耶に到着した時には再び雨は止みかけていた。
JR摩耶駅は島式1面2線の地上ホームを有する東海道本線の駅である。
1番線は上り、2番線は下りが使用する。
緩行線のみにホームがあり、急行線にはホームはない。
画像は南口で、橋上駅舎化されており、こちら側出入口のみである。
摩耶駅は1904年2月1日に灘信号所が開設されたのに始まる。
1907年8月20日には神戸港への貨物線が開業した。
1910年10月1日に貨物駅として灘駅となり、
1917年12月1日に旅客営業の灘駅が開業したことにより、
貨物駅の灘駅は東灘駅に改称された。
しかし貨物取り扱いが廃止されたことにより、
1972年10月1日に東灘操車場に格下げされ、
国鉄分割民営化に合わせ、1987年4月1日に再び信号場となった。
2010年頃、この地に旅客駅の設置が計画され、
2016年3月26日に摩耶駅が開業した。
計画当時は“まや”と平仮名表記にする予定だったが、
最終的には“摩耶”となった。
13:16に摩耶を出て、隣の六甲道に行く。
JR六甲道駅は島式2面4線の高架ホームを有する東海道本線の駅である。
1番線、2番線は下りが使用、1番線は特急線として通過列車が使用、
一部の快速線のみが停車し、原則として2番線は緩行線を使用する。
3番線、4番線は上りが使用、原則として3番線緩行線を使用、
4番線特急線は通過列車と一部の快速のみが使用する。
高架下に駅機能を有している。
六甲道に駅が出来たのは、吹田から須磨までの区間が電化された、
1934年7月20日に同時に開業した。
高架化されたのは下り電車線が1976年6月29日、
上り電車線は同年10月26日である。